関西百名山の子ノ泊山を源頭に東側の谷であり、西側を流れる大滝と滑床の中ノ谷に比べて巨岩帯が続き谷自体との遡行価値は低いと感じた。しかし大滝と柱状節理のスケールは大きく見ごたえがある谷だった。今朝の気温はマイナス1℃であり濡れて遡行するにはちょっと厳しい。登山道と谷を行ったり来たりしながら遡行した。
立間戸谷の左岸第一支流カラ滝は、3段150mあるそうだが下から上段は見えない。
このブログを記録するにあたり遡行図を確認した。遡行前はできるだけ事前に遡行図を見ないようにしている。それだけに昨日に引き続き快晴の空を見上げ、今日はどんな大滝や渓相が待っているのか楽しみしかない!
右岸の150m嵓と源助滝2段30m滝 見ごたえのある渓相だった。
この滝の先に連爆帯が続く。右岸から小さくまくようであるが、今回は登山道で大巻きを選択した。この先をしばらく進むと子ノ泊山の登山道は谷から外れ、立間戸谷の巨岩帯を遡行する。
二俣を支流へ少し進むと両岸を嵓に囲まれた屏風滝70mが現れる。思わず奇声をあげたくなるほどの迫力だった。
立間戸谷へ戻り少し進むと斜滝8mを左岸から巻くと、その先に牛鬼滝60m滝、水量もあり立派な滝である。
左岸から巻き牛鬼滝60m滝の落ち口を覗く。
この30m滝は左岸から巻いた。遡行図を見ると右岸に取り付きリッジから落ち口に向かうバンドを伝って突破するとある。どっちが良かったのか分からないが、左岸巻きは悪く厳しい高巻きになった。地図には無い登山道へ上手く詰める事ができた。
昨日に引き続き今シーズン2本目となる沢は厳しい高巻きをパートナーに恵まれ無事に遡行する事ができた。次は遡行図も参考にして違うルートで遡行したいと思う。