雪の藤原岳
先週の雪なし登山のリベンジをすべく、折からの寒波を狙って、12月24日(祝)に藤原岳にプチ歩荷をしに行きました。この日は別パーティが八ヶ岳に入っていて、他に都合のつく会員もいないようなので、一人での山行です。
直前の金曜日に仕事で菰野町に行ったときは藤原岳も黒かったのですが、この日は員弁町に入ると、町は狙ったとおりの雪景色。藤原岳も白いぞー。
大貝戸の駐車場では地元のおまわりさんが何人か巡回していて、登山届の記入を頼まれました。
7:55に駐車場を出て、ゆるゆると登りながら途中1回の小休止を入れます。
小休止中。雪が日の光に照らされてきれいです。
10:20に藤原小屋へ。8合目辺りまでは天気も穏やかだったのですが、小屋まで来ると、風雪が若干強くなり、視界も悪くなりました。
小屋でゆっくりした後は頂上に向かいます。
おお、ノートレース…。
知った道だし20分で着く(無雪期)とわかっているものの、一人だし、雪が降って視界も悪く、緊張します。
登山道と思われるコースを慎重に選びながら、帰路トレースが消えていても目印になるように、時折、脇の樹木の雪をバサバサと落として、いかにも今通ってきた風な感じに変えていきます。
深いところでは膝くらいのラッセルに息を切らしていると…
おお、いつの間にか、若いにーちゃんの3人パーティがすぐ後ろに。ラッキー。
先頭代わってくれるかな…
先頭代わってくれるよな…
先頭代わってくれ…
…
ヲイー、頂上に着いちまったじゃねーかー
ぴたっと後ろにくっついたまま、ラッセル泥棒しただけかいー
まあ私はトレになったのでいいけど、ちっさい姐さんにラッセルさせとくとは(しかもリハビリ中で弱っとるのに)。
にーちゃんたち、何の挨拶もなしに、しれっと頂上に着いたことを喜んでました。
風も強くなってきてトレースが心配だったので、長居は無用と、写真を1枚だけ撮って、とっとと下山開始しました。
案の定、トレースが消えかかっていたところもありましたが、往路で付けた目印のおかげで迷うことなく小屋に辿り付きました。
小屋で休んでいると、さっきのにーちゃんたちも戻ってきたけど、特に何ということもなく。
最近の山ブームに乗った風だったので(装備がみんなピカピカ)、よくわからんかったのでしょうか。
11:30小屋を出てからは一気に登山口まで降りましたが、下の方は暖かくなって登山道に積もっていた雪もぐちょぐちょになってしまっていました。