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日帰り山行(積雪期)

上松A~木曽前岳,木曽駒はまた今度

春山合宿の事前トレーニングのため、上松Aコースから木曽駒ヶ岳へアプローチします。
アイゼン装着が可能な積雪のある高度での歩行トレーニングが目的です。

今回は電車等公共交通機関でのアプローチが困難なため初めてレンタカーを利用。

うっすら明るくなりかけの頃から準備をはじめ4:55に出発

 北股沢を堰き止める堰堤前で対岸に渡り、砂利道、舗装路を経由して敬神ノ滝小屋から山道に入ります。

  全般に急斜面ではあるが、登山道が九十九折れに整備されており、道は緩傾斜でとても歩きやすいです。道標やテープも完備されており、手入れが行き届いていると感じます。 

ミツバオウレン と思います。沢山咲いてました。

 

崩壊地をトラバースした直後に金懸小屋(五合目)に到着。ベンチにて休憩します。

 六合半あたりで本格的な雪道となります。

新たに購入した12本歯のアイゼンを初めて装着。ピッケルも取り出して歩行。急な雪道が続くものの、アイゼンが雪面に突き刺さる感触がとてもよいです。

八合目(2590m)あたりから疎林となり、周囲の景色がよく見えるようになります。右手側は、形の良い三沢岳。   

遠くには御岳や乗鞍も確認できます。

この辺り、「○○霊神」と書かれた石碑が多くあります。山岳信仰の山なのでしょう。

2650~2700m付近はナイフリッジとなっており、尖った雪上を緊張しながら歩きます。

 左手側は麦草岳です。   木曽福島からの登山道との分岐点から先は、緩やかな雪面を少し歩いて、

木曽前岳に到着です。

東側は木曽駒ヶ岳、中岳、宝剣岳の3ピークが並んで見えます。 

北西側は麦草岳で、その背後遠くには北アルプスの槍穂。そのさらに北側に後立連山がうっすらと見えます。御岳も含め、北アの山々はまだまだ雪が豊富です。

 

空身で木曽駒往復も考えましたが、時間・体力とも余裕がなくなることと、春山合宿のトレの位置づけ登山なので、無理をせず引き返します。

分岐付近から2,000mの標高差のある木曽谷を見下ろします。あそこまで降りなあかんのかと思いつつ下山します。

  無事下山です。