こんにちは。

今回、比良山系の名峰、武奈ヶ岳のすぐ隣にある滝山を流れる渓谷の鵜川で沢登りデビューしてきました。

山岳会のみんながこぞって嗜む沢登りとは何ぞや?と、以前から気になっていましたが、今回ようやくチャレンジする事が出来ましたのでご報告します☺

結果から言うと、

超楽しい。。。

ナガシマのブーメランツイストに並んでキャーキャー言ってる場合じゃありません!

Let’s try 沢登り!!

ですよw

…時は遡ること2ヶ月くらい前、初心者向けにShihoさんが今回の沢登りを計画してくれたので、すぐ参加を希望しました。すると、沢を登るには懸垂下降が必須だと言う事で、山岳会の皆さんにお願いして、この短い間に4回、懸垂の練習をする事が出来ました。時間を割いて快くレクチャー下さったみなさんに感謝!

その間にガチで使うフォロースルーや、オンアバイト、インクノットなどのロープワーク、あと、沢靴などの装備も実物を持ってきてレクチャーして下さり万全で挑むことが出来ました!😆

朝6:00、私の自宅にメンバーのYasuさん、Richuと集合し、そこから移動して、8:00に鵜川最寄りの北小松駅でN-guyさん、Shihoさんと合流。8:30に鵜川の駐車場で諸々準備して出発します。

 

沢登りって、やっぱ川に入ってジャブジャブ遡行するイメージだけど、どんなもん水に浸かるのかイメージがつかず、勝手に靴くらいかなと思ったら、いきなり膝上までジャブっといきます。

深っ!!

いきなりの想定外に、ポケットのスマホもあわや浸水の危機。私のスマホは浸水経験があり、防水性能がゼロなので、速やかにザックの防水エリアに避難。

気を取り直して再開。

 

昨日買ってきた沢靴は、Shihoさんに紹介してもらったmont-bellサワークライマー。ラバーソールでフェルトほどぬめりに強くないっぽいですが、そこは沢専用の靴。川底のぬかるみもさほどモノともせず、フリクションよく軽快に歩く事が出来、今までにない超新鮮な歩行に気分が高揚してきます。

川底は見た目の深さと実際の深さに結構ギャップがあり、浅いと思いきや踏み込むとそっから20cm位深かったり、逆に浅かったりでよろけまくりです。手で近くの岩などを掴みながら、ほぼ4足歩行で進みます。慣れてる皆様は2足歩行でスイスイ。笑

1m程度の段差の岩場が無数。2m位の岩場を時々よじ登る感じで、たまにヌルヌルの足場に出くわし思うように足を掛けられなかったりしますが、ほぼ順調に進んで行きます。

 

 

 

ついに小滝出現!背筋がゾクゾクしてきます。滝の真ん中直登でも横でも好きなとこ登っていいよ。とのお言葉を頂きます。

キャーッ!!そんなの真ん中一択です!!笑

滝の真ん中は、ほとんど取っ掛りが見当たらずどう登るんだ?って感じでしたが、折角ロープ出してくれるんなら、もちろん真ん中ですw

早速、登攀開始。見た目の通りどこ探しても取っ掛りがありません。どうすんだこれ?笑

エッジの効いた取っ掛りを探してては、いつまでたっても登れそうもないので、意を決して適当な膨らんだ所に靴のフリクション任せに脚を掛けますが、滝の水が容赦なく降り注ぎ、私の体を落としにかかります。

あー、これ、ロープないと落ちるヤツだ…

Shihoさんのロープの引き上げにかなりの部分助けられ何とか登攀。これを自力で登るには修行が必要だな。あとグローブも必須かなぁ。

 

全員無事に滝を突破し先に進みます。まだ6月下旬ですが今年はもうすでに猛暑の様相で、沢のひんやりした水が超気持ちよくてサイコー!

みんなで一緒に歩いていると、それぞれ選ぶルートに性格が出てきます。水が流れてるとこを好んで?歩くShihoさん。そのアクティブさがステキです。笑 そして、自由な感じで着実に歩くYasuさん。手足が長くてスタイルいいので、登る姿もキマってます。笑 そして、後方から広い視野で安全を見守り、危なそうな箇所を見つけるとディフェンダーがオーバーラップするが如く素早く前に出てサポートするN-guyさん。あとは、必死に着いていくRichuと私w

 

暫く遡上すると沢が二手に分かれます。

どっちが正解??

ここでみんなと地図を開き現在地を予想しつつ、どっちへ行くか作戦会議が開かれますw

一方は成り行きだとそのまま直進しそうな開けた沢。もう一方は水量はそこそこあるけど、ジャングルに突入する薄暗く入口の狭い沢。地図と実際の地形を見比べながらあれこれ思案し、私は開けた沢が正解かと思いましたが、どうやら正解はジャングル行きの方だったようです。やっぱ地図読みは難しい…orz

 

(ハーケンを打ち込むN-guyさん)

ジャングルを進むとかなり難しそうな滝が出現。N-guyさんが先陣をきって登ります。

N-guyさんは後続のためにハーケンを打ち込んだり、滑りそうな踊り場を渡ったり、手掛かりのない段差を体全体を使って登ったりと、その素晴らしい登攀技術で着実に登っていき、その姿にみな魅了されますが、同時に、

うん、自分らは巻き決定でw

いつか、またね。アディオス!!笑

いつもなら登りたい病が発病するところですが、難度が高すぎて、反射的に無理ってなるレベルでした。笑

回収のため、Shihoさんだけは登ります。さすがです。Shihoさん!

 

その後、ちょっとした小滝があったので、みんなで登り、この時点でお昼すぎ。そろそろ撤退のお時間です。撤退は谷と並行して走る目の前の尾根にある登山道にどっからか乗り上げて、登山道を伝って帰ります。沢から尾根の距離が近そうな標高380m付近まで遡上して、そこから脱出することにしました。

あー、めちゃめちゃ楽しかった!😆

 

380m地点まで遡上して軽く休憩したあと、尾根まで乗り上げを試みますが地味に長い。しかも薮ww 薮を掻き分け辛抱すること暫しして登山道に到着しました。ウェーイ!とみんなでグータッチして、あとはスキップして下山するか―と思いきや、実はこっからもとんでもない難路でした。名ばかりの登山道で、どー見ても獣道!ほぼほぼ藪漕ぎしながら下っていき、最後はただの急斜面を登り返して終了でしたw

写真撮り忘れましたが、最後、急斜面を登りきった時の「どこ登らせんじゃい!」と言わんばかりの疲弊したRichuの顔が印象的でした。笑  お疲れ様~😁

 

 

山行データ 1日目

山名・山域比良山系滝山
山行ルート鵜川下流~鵜川左股~登山道~鵜川下流
日付2025.06.29
所要時間5.5h
山行人数5名
天候晴れ
山行記録送電下広場(駐車地)8:30…8:45堰堤(入渓地点)…9:10左俣…退渓(380付近)…登山道…14:00駐車地
備考