11月4日の夜~6日まで群馬県の岩場に行ってきました。初日に、子持山という山にある獅子岩のマルチピッチ、2日目は有笠山でフリークライミングを楽しんできました。
2日とも好天に恵まれ、楽しいクライミングができました。
4日の夜に名古屋を出て、群馬県渋川市まで。車で6時間超のロングドライブ。群馬県は遠いなー。この日は、「道の駅こもち」で車中泊。
翌日に、子持山の舗装された林道を一番奥の7号橋駐車場まで入りました。少し前まで落石で通行止めのようでしたが、今は開通しています。
ここから名勝?の「屏風岩」を経て、40分くらい歩くと、獅子岩の取りつきに行きます。今回は「ノーマルルート」7ピッチ 5.8を登ります。
↓屏風岩。火山でできた岩のようで、激しく逆層している岩。少し回り込んでみたら、ボルトがありました。今は登攀禁止のようです。
「この先危険」の表示があるところの踏み跡をたどるとすぐに岩場の基部に行きます。踏み跡は、ハイカーも岩場の見学に行くのか、登山道のようなしっかりしたものでした。
取りつきに着くと、先行の3人パーティーが登っていました。なかなか進んでいかず、結局取りつきで1時間待ち。みたところ、それほど傾斜はないように見えましたが、取りついてみると結構傾斜を感じました。目の錯覚でしょうか。
すぐ横にある右ルート。後続の人が「こわいよー」を連発していました。
↓あれは榛名山の方なのだろうか?
ノーマルルートは7ピッチですが、通常1,2ピッチと5,6ピッチをつないで、全体で5ピッチで登ることが多いようです。
↓5,6ピッチ目をフォローする。
赤城山方面。火山特有のなだらかな傾斜の台地がひろがり、とても気持ちのいい景色です。
先行パーティーをだいぶ待ちましたが、5ピッチをツルベで登って、12時過ぎに獅子岩のピークに着きました。緊張したところもあり、景色もよく、気持ちのいい登攀ができました。ここにはなぜか遠く離れた御嶽信仰の石碑があります。どうしてでしょう。興味がわきました。
子持山方面から見た獅子岩。獅子の頭に見えなくはない。反対から見た方が獅子に見えるらしい。
初日は、どこか温泉に泊まりたかったけど、どこも満室で、結局また車中泊になりました。
夜は、道の駅こもちから歩いて30分の「地元に愛され50年 焼肉のあおぞら」で牛カルビ定食。安くておいしかった。
つぎの日は、有笠山へ。高グレードのかぶりルートが多い有笠山ですが、偏屈岩という、比較的やさしめのルートがあるところでお昼過ぎまで遊びました。
↓有笠山全景。岩山でエリアがたくさんある。中上級者向けのルート多数。被った岩をぐいぐい登る現代的なクライミングルートが多いようです。
火山性の岩でガビガビ。手には優しくありませんが、フリクションは抜群です。被ったルートが多く、最近傾斜のあるところを登っていないので、体が慣れていなくてドキドキしながら登りました。
あっという間に昼過ぎになり、背中が張りました。
帰りは上田市でそばを食べて帰るつもりで下道を2時間走りましたが、定休日だったり、時間外だったりして結局食べられず、さびしくラーメンを食べて帰りました。刀屋はまた遠かった。
群馬の岩場は、形状もおもしろく、ほかにも登ってみたいところがたくさんあります。ちょっと遠いのが難点かなー。
山行データ 1日目
山名・山域 | 子持山 有笠山 |
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山行ルート | 獅子岩ノーマルルート 偏屈岩 |
日付 | 2022.11.05 |
所要時間 | |
山行人数 | 2人 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | |
備考 | 獅子岩は、カム類は不要。落石の危険は少ないが、なくはない。ヌンチャクはシングルロープで登るなら、アルパインクイックドローをいくつかあった方がよい。 |