救助訓練は御在所岳裏道登山道の四の渡し付近の岩壁です。

今回の救助訓練参加者が全員クライミング経験者の為、クライミング中での事故を想定して訓練を行いました。

〇救助シュミレーショについて打ち合わせ

想定状況B-1:クライミング中
現場 マルチピッチ岩場 2パーティ4人で登攀。
2番目に登攀しているパーティのリードが頭に落石を受け気を失い、滑落。セカンドが確保しての宙ぶらり状態。50mシングルロープ使用。30m地点に支点からぶら下がっている為、ロワーダウンでは降ろせない。先行パーティは滑落時点では気がついていない。携帯の電波は繋がる。

〇準備

30mと仮定して、シングルロープ1本とバックアップ用にトップロープ2本(要救助者と救助者用)を設置しました。

〇仮固定

確保者が携帯で救助を要請するため、仮固定の操作確認を行いました。


〇懸垂下降によるピックアップ

携帯で先行パーティに救助を依頼できたとして、上部より懸垂で要救助者をピックアップして、2名で振り分け懸垂での下降を全員で体験しました。

懸垂開始時点で、要救助者の確保位置やシステムの設定など事前準備の重要性を認識しました。


〇登り返し

セカンドが要救助者の元への登り返し作業の確認をしました。

今回のシンブルロープが太く確保器の流れが悪いなどその場での対応が必要となりました。


〇確保者による救助

先行パーティに連絡が取れない場合を想定して、
①登り返し要救助者の元に向かう。末端は固定せずテンションを掛けたまま登り返し、ビレーを取る。

②30m地点の支点を25m以下の地点に支点を作り直す。

③カウンターラペルで、要救助者と共に懸垂下降する

一連の操作を体験しました。

先々の操作を考えて行う重要性を認識しました。

要救助者

救助者が登り返して、これから支点の異動です。

遠くから見るとこんな感じです。

〇ファーストエイドの紹介

個人個人で用意しているファーストエイドの中身を見せ合って改善を図りました。

私はロキソニンを追加しました。

〇搬送訓練

今回は園芸用ネットとストックで応急担架を作り搬送を体験しました。

5名で支えたことも有り、快調に搬送出来ました。


大変勉強になった救助訓練でした。


山行データ 1日目

山名・山域鈴鹿 御在所岳
山行ルート裏道登山道 四の渡し付近の岩壁
日付2024.06.01
所要時間8時間
山行人数6名
天候晴れ
山行記録8:30 裏道登山道 四の渡し付近の岩壁着
〇救助趣味レーショについて打ち合わせ
〇準備
〇仮固定
〇懸垂下降によるピックアップ
〇登り返し
〇確保者による救助
 登り返し、支点移動、ターンアラウンド懸垂
〇ファーストエイドの紹介
〇搬送訓練
16:30 終了
備考

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