5月14日と15日に京都大原の金毘羅山の岩場に行ってきました。

以前から気になっていた岩場で、なかなか行く機会がなかったが、平日に妻が休めることになったので、観光も兼ねて行くことにした。

2日とも晴れて暑くなる予報。聞くところでは、この岩場もヒルが出るらしい。

初めて行く岩場はいろいろ戸惑うことが多いが、今回もそんな感じになった。

早朝に名古屋を出て、車で京都の大原に向かう。ガイド本ではアクセス問題があるので、駐車位置には気を付けるように書いてある。江文神社へのせまい道をたどって駐車スペースを探すが、よくわからず、結局少し離れた、大原付近の観光用民間駐車場(1日500円)に停めた。車を停めるとすぐにおばちゃんが来て、お金を払う。当然のように三千院への近道を教えてくれる。

三千院方面とは反対の江文神社方面に車道をとぼとぼ歩く。日差しがとても強くすぐに汗が出てくる。

ここは、京都市とはいえ、滋賀県に近いせいか、滋賀県発祥の「トビ太くん」がいたるところにいた。手書き感の強い「トビ太くん」が多くどれも個性がある。

ザックが重く、汗をかきかき40分ほど車道を歩く。江文神社ちかくまで来ると、「車預かります」の看板があってびっくり。すでに数台に車が停まっている。地元のクライマーはみんな知っているんだな…と少しがっくりする。

気を取り直して、岩場に向かった。神社から少しあがったところにある、突堤が目印。ここから左側にある、広い谷の踏み跡をたどって岩場に行く。

5分も歩かないうちに「Y懸尾根」と呼ばれる岩尾根の取りつきと思われるところがあった。

1組が1ピッチ目を登っていたので、そのパーティーの人に「ホワイトチムニー」への行き方を聞いたら、リードしている人が、25年ほど前に文部省の登山研修所の研修で同じパーティーだった京都在住のMさんだった。

当時わたしよりも年上にお見受けしたが、まだ元気に登っておられるようだった。「えーっ!こんなところまで来たの?」と言われた。

そこから教えてもらったとおり踏み跡をたどって急登をどんどんあがって行く。暑くて汗がとまらない。

やっと「ホワイトチムニー」という岩場に着く。日差しがもろに当たっている。

岩質はチャートだが、豊橋にある立岩とはまた違った感じでツルツルした面もあり、プロテクションも古いハーケンがあったりして緊張した。この日登ったなかで一番長いルートは25mほどあり、50mロープでいっぱい。登りがいがあった。

午後遅くなると、日陰になり乾いた風が抜け快適になった。

岩場からは大原の里が一望できる。

ここで4本ほど登ってからすぐ近くの「ピラミッド」というエリアに移動。ここで1本登ってこの日は終了。

この日は妻が予約したビジネスホテルに泊まった。妻が予約したのは、なぜか湖東の滋賀県東近江市の能登川駅近くのビジネスホテルだった。なんと岩場から50キロ近くもあった。移動だけで1時間以上かかり、予約した妻に文句を言ったが、実際行ってみると、なかなか行く機会もないところだし、そこまでの琵琶湖岸の道路はわりと風景がよかったし、町は静かだったのでそれなりによかった。

東近江市は琵琶湖から鈴鹿山脈まで広がる大きな町で、能登川から菰野町までも50キロほどだということをあとで知った。

滋賀県だけあって、至る所にトビ太くん。トビ太くんは。フルネームが「飛出トビ太」というらしく、滋賀県の人口と同じくらいいるといわれているが、本当か??

夜は、近くの地元に居酒屋に行った。知らない街に行ったときのささやかな楽しみだ。やっている人がサーファーなのか、なぜか沖縄料理が多かった。

翌日は早起きして、能登川付近を少し観光。

昨日は金毘羅山のほかのエリアを回り切れなかったので、2日目は別のエリアの岩場に行くことにした。

昨日知った、神社のすぐ近くの民間駐車場に停めて歩いた。勝手に停めてポストにお金(500円)を入れておくシステム。

この日はまず「M」という岩場を探した。「ホワイトチムニー」からY懸尾根を乗越して行くようだが、乗越が少しいやらしいので、不要なものは「ホワイトチムニー」に置いて、必要なものだけ持ってMの岩場に行った。あとでよくガイド本を見たら反対側(北尾根側)から容易に行けそうだった。

Mの岩場に着いてみると、やはりガンガンに日が当たっている。妻が「金毘羅山フリーの登竜門」と言われる「Mクラック」を登る。続いて登るが、垂壁ながら、暖まったうえに、岩がツルツルで手がぬめる。フットホールドも細かくとても難しく感じた。

日差しを避けるところがなく、暑さで少しバテ気味となったが、そのうち陽が傾いて少し日が陰り元気が出てきてほかのルートも登る。

そのあと、またルンゼを登り返して「ゲートロック」に移動した。このときの登り返しで、別の踏み跡に入ってしまったようで少し迷う。

やっとのことでゲートロックの岩場に着く。ここは神社から一番近い岩場だ。

ここは日陰が多くて快適だった。かぶり気味のルートが多いが、グレードほどには感じず。

今回、そうは来れない岩場なので、ガイド本に★が付いているところを中心に登った。私の勝手な印象だが、古い歴史ある岩場のグレードは、垂壁に近いルートは辛く、かぶり気味だと甘いように感じる。

初めて行く岩場は、全体像がよくわからないので岩場に行くまでが気を遣う。また下から見ても終了点がどんな具合かわからないルートが多いので、戸惑った。岩場ごとにいろいろローカルな個性がある。

金毘羅山の岩場は平日にもかかわらず「Y懸尾根」には数パーティー取りついていた。人気が高いようだった。

これからはヒルが出たり、気候的にも暑そう。まだ行ってないエリアもある。秋が深まったころにまた来たい。

 

山行データ 1日目

山名・山域金毘羅山の岩場
山行ルート
日付2026.5.14-15
所要時間
山行人数2人
天候晴れ 暑い日
山行記録ホワイトチムニー:サラワリ、チムニールート、コーナーハング、右ハングルート
ピラミッド:クラックルート

Mの岩:岩峰会ルート、低血圧、Mクラック
ゲートロック:ノーマル、アラプリーズハング
備考一応カムは一式持っていったが、#1,#2を使った。