お盆前の夏山合宿で黒部源流の赤木沢に行くこともあって、合宿前の練習山行で中央アルプスの小黒川本谷を遡行することになった。もっとも、参加4名のうち合宿参加は1名のみ。レンタカーで名古屋発。
桂小場登山口前の広い駐車場が満杯故、川を渡った少し上の道脇に駐車。沢装備装着後出発。

林道終点から入渓。堰堤2つを右岸の梯子や階段伝いに越える。しばらくはゴーロ帯。

最初の5mは流れのすぐ右側のスラブをトライするも、荷物が重すぎて体が上がらなかった。断念。
荷が重いとこうも違うものかと思ってしまう。Fさんがさらに右側のスラブの切れ目を登り、ザイルをFIX。

しばらくゴーロ帯が続きマナイタダラ沢出合。右に行く。
3.8.8.m連続滝は、重荷での直登は困難と判断。右側の残置ロープ伝いに高巻。
Hさんが残置ロープ起点の左側を草本を頼りに登り、足場がとても悪い急斜面を更に登る。さらに、踏み跡を頼りに上流側に横移動で落ち口上に出た。

ここから将棊頭沢までは倒木帯。巨岩と倒木の間を縫って登る。
1900付近の台地にテント適地あり。ほぼ整地されており、ここで泊。
テント適地の少し下方で焚火と夕食。夕食はHさんの野菜スープ鍋・ラーメン。

翌日は、4時起き、朝食、テント撤収。朝食は、これまたHさんのツナ・コーンサラダとアルファ米の卵雑炊。
6時出発。4m・2段12mともに確保してもらい右を登る。9mトイは、右の砂地を登り途中から左の尾根状をまたいで草付きを登る。

15m滝は左の岩壁をHさん・Wさんが登るも途中で行き詰まる。Fさんがそのさらに上まで登ってザイルを垂らす。私は確保していただきFさんのところまで登る。Fさんは、Hさん確保のもと、滝の落ち口まで登って全員を確保。苦労して15m滝の上に出た。

その後は小規模な滝・巻ばかり。水流を登るなど沢を楽しむ。
2200m付近二俣。テント適地だが、1900m付近のテン場よりもやや狭い。二俣は左に進む。

水涸れ点で遡行終了。沢装備をしまう。結構高いところまで登ってきた。

ここから先はダケカンバやハイマツのブッシュ。文字通り松の下を這いながら進む。これはつらかった。
ブッシュからいきなり開けて、目の前にいきなり西駒山荘。皆荷を下ろして座り込む。

下山は快適な登山道。早めのペースで桂小場まで下る。
泊りの沢は、荷をできるだけ軽くしなければならないと痛感。


山行データ 1日目

山名・山域小黒川本谷
山行ルート小黒川本谷
日付2023.07.29
所要時間6
山行人数4
天候晴れ
山行記録桂小場10:00ー10:13入渓(林道終点)ー10:19堰堤越え10:27ー10:46最初の5mナメー12:05マナイタダラ沢出合ー12:14 3・8・8m滝(高巻き)14:10ー14:30将棋の頭沢出合ー16:00 1900m付近幕営適地泊
備考

山行データ 2日目

山名・山域小黒川本谷
山行ルート小黒川本谷
日付2023.07.30
所要時間8.5
山行人数4
天候晴れ
山行記録1900m付近幕営適地06:00ー06:37二段9mトイ06:49ー07:00 15m滝(高巻き)08:10ー08:33 2200m付近二股ー10:04遡行終了10:15ー10:57西駒山荘11:00ー12:50大樽避難小屋ー14:15桂小場
備考