のんびり岩巣山
5月6日、瀬戸の岩巣山に行ってきた。
週間天気予報では、あまりよくない予報だったが、直前になるとわりと天気はもちそう。なんとなく近場で景色がいいところでおにぎり食べたくなり出かけた。
岩屋堂公園の駐車場に車を停める。ここは、紅葉や夏の水遊びの時期は有料になるようだが、それ以外は無料で開放している。
公園の入口に、岩屋がある。奈良の東大寺大仏殿で有名な、あの行基が岩屋内で彫刻した仏像を本尊とした…と由緒書きがある。行基は畿内の人なので、おそらく伝承だろうと思う。
行基は、仏教の布教のほか、貧民の救済や貯水池や架橋などにも携わったと言われている。当時は最新の思想とテクノロジーがハイブリッドしていたのだろうか。空海もそうだが、こういったことをした人は、各地で伝承として伝わっているのはおもしろい。
↓ 岩屋。なるほど変わったかたちの大岩だ。岩の下が空洞になっていて、なにやらありがたい気がする。
風化が進んで、大きなクラックが走り、「ホチキス」のようなものや鎖で補修がしてある。いつごろ補修したものか、「ホチキス」はだいぶさびていた。
岩屋公園から少しあがると「展望台」に着くが、そこまでの岩という岩には、ワイヤーなどで落ちないように養生してあった。どうも去年施工したようだ。山全体が花崗岩なので、風化がしやすいからだろう。
岩巣山へは、ここから整備された道を1時間半もあれば着く。山頂は、樹林が生い茂り展望もないが、少し南に踏み跡をたどると、やや開けたところがある。名古屋の高層ビル群が霞んで見えた。
景色は想像よりもよくなかったが、虫の羽音を聞きながら、ここでぼんやりと、おにぎりを食べて帰った。
このあたりは、東海自然歩道の一部であり、道標には、「定光寺」などとの表示はあるが、「岩巣山」という表示がないためか、登山者が違う踏み跡に入ってしまい道に迷うこともあるようだ。意外な盲点だ。
岩屋公園内には、料理旅館が何軒かあったが、やっているようには見えなかった。天気のせいか、連休にもかかわらず公園も人はまばらだった。雨がポツポツきたので、急いで車に向かった。明日は本降りのようだ。
山行データ 1日目
山名・山域 | 岩巣山 |
---|---|
山行ルート | |
日付 | 2023.05.06 |
所要時間 | 全体で2.5時間くらい |
山行人数 | 1人 |
天候 | 曇り |
山行記録 | 8:30 駐車場 9:55 岩巣山 11:05 駐車場 |
備考 |