大滝登攀、百間滝
”大滝登攀”、この沢登りのラスボス的なキラーワードに、自分が関わらせてもらえること、昨年まではまったくもって、頭の片隅にも入っておりませんでした。御在所の百間滝は、表道登山道に隣接した東多古知谷に現れる、70m程の大滝です。
昨年10月に初体験させてもらい、2回目の今回は、Lead Step Upのために、滝落ち口よりFixRopeをセットして垂らしてもらい、アッセンダー活用しての、Lead練習です。
大滝の取り付きまでは、10分程度、途中の15m滝をウォーミングがてら、フリーで行きます。
大滝現れました。とりあえずのため息。やりますかぁ、折角来たんだし。
GAI隊長の先発Leadより、登攀開始です。下から見ているだけでも、ゾクゾクがとまりません。
一旦、大滝を3名で登り切ったところで、Lead練習アッセンダ用のFixRopeセットし、懸垂下降で再度取り付きまで、戻ってきました。
ここから本番練習スタートです。
不肖FのLeadにて1Pitch登攀開始。突破ルートをあれこれ思案し、停滞つづけることを、”モジモジ君”というそうですが、モジモジ全開で、行かせてもらいました。
今回、深く考えずに調達しておいたハーケンが、全て軟鉄仕様という凡ミス。簡単に入っていくじゃん、そりゃそうでしょ。ハーケン回収には一仕事、二仕事を要し、ご迷惑おかけいたしました。
気を取り直して、2Pitch目、HBさんにLead交代し、登攀再開。
この出だしが、実にいやらしい。ヌメリホールドに、ハング気味が手伝って、出だしから、いろいろ削られました。
なんだかんだありましたが、ミッション完了の折には、絞り出した感満載で、感無量でした。
大滝登攀って、決心して登り始めたら、何があろうとも自力で、何とか踏破しようとする強いMindが必要なこと、よくわかりました。
ヌメリ恐怖と戦いつつ、突破ルートを手探りながら、Protection Pointを物色し、さらにはProtectionギアを選択してと、これらが登り切るまで終始つづき、体力と精神力を削り取られる、そんな修行チックな山行でした。
山行データ 1日目
山名・山域 | 御在所ー東多古知谷 |
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山行ルート | 百閒滝 |
日付 | 2024.06.15 |
所要時間 | 5.5H |
山行人数 | 3名 |
天候 | 曇天 |
山行記録 | |
備考 |