春の雪の御嶽山
3月22日、会の仲間と2人で御嶽山に行ってきました。
自分の中の勝手なリハビリ計画では、3月中に御嶽に行って、できればアイゼンをキシキシ言わせて歩きたいという希望だったが、HBさんがつきあってくれて行くことができた。
濁河温泉からのピストン予定だが、この時期悪い雪道を避けようと思うと、開田高原からチャオ御嶽スキー場の跡地を通って開放時間の制限のある道路を通らないといけない。チャオ御嶽の跡地から濁河温泉への道は18時から翌朝8時まで閉鎖されてしまうので、前日の午後2時に名古屋を出発。中津川インターを降りて延々一般道を走る。
開田高原付近は高原の名前に似つかわしく開けており、御嶽山の巨大な山体が迫ってくる。私には信仰はないが、不思議と敬虔な気持ちになる。
17時半ごろゲートを通過した。ちゃんと人がいて車が通過するたびにゲートを開けてくれた。
18時ごろに濁河温泉の登山口前の駐車場着。すでに車が1台停まっているだけ。持ってきた炭水化物定食のカップ麺とおにぎりを食べて早々に寝る。
トイレはまだ閉鎖されていた。
翌22日は、5時前に起きて準備。事前にみた天気予報では、濁河温泉の最低気温は-10度くらいとなっていて、ホントかな?と思ったが、夜は冷え込み、結露した車の窓がバリバリに凍っていたのであながち間違いでもなさそうだ。
登山口からすでに硬い雪だったので、最初からアイゼンを履いて歩いた。
湯ノ花峠で一服。このあたりは硫黄のにおいがする。さすが活火山である。ここまで順調と言いたいところだが、歩き始めて間もなく、ケガしていない方の右足がすぐに疲れてきて、このあとずっと疲れたまま歩いた。ケガ側を無意識にかばって歩くのか体のバランスが悪いのか、自分の中では困ったことだった。 
樹々の間から見える巨大な山体。朝日にあたり神々しい。
森林限界を超えると、同じく独立峰の乗鞍岳が目の前に。この山もすそ野がひろく悠揚迫らざるたたずまいがある。
御嶽山の西面は広大な斜面が広がる。朝方は、斜面は硬くクラストしており、アイゼンをしっかり効かせて歩く。転んだらたぶん止まらないだろう。この時期はいわゆる「もなか雪」になり、踏み抜きが多く体力を吸われることもあるが、この日は一日中硬く助かった。
望みどおりアイゼンをキシキシ言わせて歩くことができた。
どこでも歩けそうな斜面。トラバース気味に登るので、アイゼンのフラットフッティングでずっと同じ姿勢をとるので足首がだんだん痛くなってくる。
ひたすら上部を目指して歩き、やっと飛騨頂上に着く。稜線近くまでくると西風が冷たい。長く雪山に行ってこなかったが、だんだん感覚が戻ってきた。
摩利支天を見上げる。
中央アルプス方面。天気の下り坂のサインと言われるハロ現象。この日は、霞んだ天気だったが、白山、北アルプス、八ヶ岳なども遠望できた。
ここから摩利支天を目指し少し歩くが、わたしの疲労がたまってきた。疲労で帰りの斜面で滑落してもつまらないので、大事をとって途中で引き返したいと話して帰ることにした。帰りもまだ硬い雪面なので、アイゼンをひっかけないように慎重に降りた。
昼頃に駐車場に着く。駐車場に車がけっこう停まっていた。3人パーティーなのに、ひとり1台で来ている人もいた。
市営の温泉は冬季休業。濁河温泉ロッジで日帰り入浴してから帰る。
帰路三岳の道の駅でHBさんをまねてフキノトウを買って帰る。
帰ってから味噌やごま油などで炒めてフキ味噌を作った。苦みのある大人の味。ごはんに乗っけたり、おつまみにも最高だった。
体の状況は実際に歩いてみないとわからない。ここまで割と順調に回復してきたような気がしたが、「そうでもないよ」と体に言われた気がした山行だった。
山行データ 1日目
| 山名・山域 | 御嶽山 |
|---|---|
| 山行ルート | 濁河温泉からピストン |
| 日付 | 2026.3.22 |
| 所要時間 | 登り 4h20m 下り2h25m |
| 山行人数 | 2人 |
| 天候 | 晴れ |
| 山行記録 | 3/21 17:40ごろ 濁河温泉登山口P 3/22 5:30 登山口S 7:30 のぞき岩 9:20 飛騨頂上 9:50 摩利支天への登りの途中(引き返し) 11:15 のぞき岩 12:15 登山口P |
| 備考 | この日の雪面は硬くクラスト。日や時間帯によって状況は著しく変わると思われる。 |










