ホワイトアウトナビゲーションのトレ山行 @霊仙山
2月5日(月)に愛知県労山の積雪期救助訓練の机上講習を受けたところ(オンラインなので受けられた)、ホワイトアウトナビゲーションに触れられておられました。とても役に立ちそうと思ったので、2月20日(土)、ホワイトアウトナビゲーションの練習をしに霊仙山に行きました。メンバーは、HRBさん、新人のAOKくん、わたしの3人です。
前日までに、地図とベアリング表の準備をしておきます。
当日は榑が畑の登山口に駐車できるかと思いきや…、工事のため止められず、養鱒場の有料駐車場に停めて、登山口まで50分程度の林道歩きになりました。
登山口から地図を見ながら出発です。
ウェイポイントごとに高度とベアリング角度をチェック。
そのたびに立ち止まるので、あとから来るパーティーにどんどん抜かされる(;^_^A
登り始めは曇りでしたが、729mピークを過ぎたころから徐々に太陽が顔を出してきました。
930mピークです。
ここから先は起伏が緩やかで迷いやすいところ。
ここから本格的にホワイトアウトナビゲーション。コンパスを手にしつつ進みます。
起伏が緩やかすぎて2万5千図でも尾根と谷が明瞭には出ておらず、わかりにくい。
こういう地形では、ベアリング表に書き込んだ距離と時間をカギにしてウェイポイントを特定する必要がありますね。
コンパスの指す方向に従って、ドンピシャ経塚山に着きました。
改めて「コンパスってすごい」と思いました(当たり前だけど)。
少し休憩してから、霊仙山の山頂を目指します。
どこでも歩けそうなので、わかん装着!
好きなところをずんずん歩いていきます。
途中たくさん人を見たけど、山頂は意外に空いていた。
2人パーティの方に撮っていただきました。
帰路は、道のないところを、地図とコンパスを頼りに歩く練習をしました。
こういう練習ができるのも、積雪期だけど雪崩の危険なし・わかん装備あり の条件が揃ってこそですね。
地形と標高とコンパスの指す方向を意識しながら歩いていきます。
人間はだーれも歩いてないけど、動物さんはちょこまか歩き回っているみたい。鹿さんかな…?
トレースのない真っ新な雪の上をてくてくと。天気も良くて最高です。
930mより下で登山道に合流しました。
その合流地点でわかんを外しつつ、露出した石灰岩をガン見してたら、アレがあった~!
フズリナっぽいな?
この日は暖かく、下の方は雪が融けて泥とぐちゃぐちゃになり「絶対にこけてはいけない地帯」が頻出しました。
天気がよくて余裕があったこともあり、ホワイトナビゲーションのやり方をしっかり確認できました。
机上講習でおっしゃられてた「やったことないことはできない」を克服するためには、実地の訓練をするしかないですが、まずは余裕のある条件下でしっかりと自分に腹落ちさせることが重要だなぁと思いました。
天気もよかったし、楽しい山行でした。