陽光の稜線 三方崩山
3月7日 白山の近く、飛騨側から三方崩山に行ってきました。
前日の6日は雨模様。ということで、7日の日曜日、滋賀県在住のTさんと飛騨白山の道の駅に6時集合。
名古屋を早朝3時半に出発しました(=_=)
三方崩山には、南尾根があり、そこから派生する岩稜がこの時期登攀されているようです。また大ノマ谷で山スキーの記録などがあるようです。
今回私たちが行ったのは、夏道でも登られている、平瀬からのルートで、道の駅飛騨白山から登るルートです。
6時15分ごろに出発。夏だとわかりやすい林道が雪に埋まっており、どこからとりつくのかわかりにくい。
なんとなくトレースがあったので、地図を見ながら登っていきます。
夏の林道終点に7時ごろ到着。谷からの大きな雪崩のデブリがありました。
あとは地図を見ながら、登っていきますが、比較的新しいわかんのあとが。朝は結構固い雪ですが、ときどき踏み抜きがあるので、このトレースに助けられました。
朝方はガスも少し出て、霧氷も見られました。
時間もたち、標高を上げていくと、だんだん晴れてきました。
9時ごろに1624mの台地に。尾根が広く、気持ちのいいところです。
南尾根の方をみます。キノコ雪がついて結構難しそう。
ひたすら歩く。多少風はあるものの、日差しが強く、春の陽光です。後ろには御嶽の雄姿が。
ピークが近づくと細い稜線のアップダウンになります。傾斜のある尾根なので、うっかり滑落したら、かなり落ちます。雪の状態によっては、ナイフリッジとなるようです。慎重に歩きました。
途中雪洞があり、ピークでそこの主とお会いしましたが、前日(雨だったそうです。)に入山して雪洞を掘り、7日は大ノマ沢を下って、南尾根の第一岩稜を登攀されたそうです。
トレースありがとうございました。
10時45分くらいにピーク着。
ハラが減った。展望を楽しんで行動食をパクつく。日差しが強く、日焼け止めを塗っていましたが、暑いのでうっかり腕まくりをしていたら、あっという間に焼けてしまいました。
わかりにくいですが、乗鞍から遠く剣岳まで遠望できました。
ピークで20分ほどゆっくりして、あとは下山。
雪も腐り始め、雪の状態によって、わかんをはいたり、固い急斜面ではアイゼンに戻したり、苦労しながら下山。
途中で雪の下が空洞になっているところにHさんが踏む抜き、やっと脱出したあと、距離もあったので、よかったのですが、横の斜面から小さいブロック雪崩が来てヒヤッとしました。
とにかく「春」という感じの一日でした。
2時45分くらいに道の駅着。今日山で会った人は、バリエーションのお二人と、今日入山するという単独の方のみの静かな山でした。
山行データ 1日目
山名・山域 | 三方崩山 |
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山行ルート | 平瀬からの一般ルート |
日付 | 2021.03.07 |
所要時間 | 登り4時間半 下り3時間半 |
山行人数 | 3人 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | 6時15分 道の駅発 9時15分ごろ 1624m 10時45分ごろ ピーク 11時10分ごろ ピーク出発 14時45分 道の駅着 |
備考 | 雪の状態によっては要ロープ。下部は尾根が広く、ガスると道迷いのリスク。雪や天候によっては立派なバリエーションになるかも。 |