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5月22日 能郷白山に行ってきました。この日は荒島岳に行く、ほかの会員からお誘いを受けましたが、折からの腰痛がいつ出るか不安があったので、腰のようすを見ながら、ひとりで登りました。

この日、名古屋は28度にもなるとの予報があり、暑いだろうな~と思いながら行きましたが、日向は暑いものの、日陰はさわやかな風が抜けて、心地よい山行が楽しめました。

温見峠まではまだ通報止めのため、能郷谷からの入山です。

樽見駅を越えて、根尾の集落を過ぎると、能郷白山神社の前を通過します。ここで行われる能郷猿楽狂言という猿楽は、能謡曲の古い形態が残っていて国の重要無形民俗文化財に指定されているそうです。

 

8時半に林道ゲート前の駐車スペースに着きましたが、すでにほぼ満車でびっくり。能郷白山ってこんな人気の山だったのか。

この日は、車のわりには山中あまり人に会わず、静かに歩くことができました。

ただ、登山口までは、林道を黙々と1時間近く歩きます。こういうときひとりだと退屈です。

道端の水たまりにいた。アカハライモリ。今日は暑いので、水もぬるかろう。

 

やっと登山口に着きました。ここで橋を渡ります。

 

登山口から尾根への急な坂を登りきると、明るいブナ林が。あとは、よく刈り込まれた整備された登山道をひたすら歩くだけです。

 

谷筋にはところどころまだ雪が残っています。さすが豪雪の山です。

 

遠くに見えるのは、蕎麦粒山だろうか?

 

登山口から2時間ほどで山頂に着きました。会の仲間がいるはずの荒島岳方面は雲の中でした。

ピークの下にあった雪渓。雪渓を通らなくてもよこの草付きを通れば頂上に行けます。

 

この雪渓で、新しく買った靴に、新しく買ったアイゼンを付けて雪渓を登ったり下りたりしてテストしてみました。傍からみたら、ちょっとおかしな人だったに違いない。

こんなアイゼンです。前がクロモリ鋼、後がアルミの10本爪。前のパーツと後ろのパーツがヒモ(ダイニーマ)なので、とてもコンパクトで軽いけど不安を誘います。主な用途は山スキーの靴につけることを想定しているようです。

 

帰りも登山口まで1時間半ほど黙々と歩いて、登山口から1時間弱で駐車場へ。

帰りは、山頂での自分の写真を見せると、850円の入浴料を500円にしてくれる「うすずみの湯」へ行きました。若い人は知らないかもしれませんが、バブル期に竹下総理がやった「ふるさと創生事業」で掘り当てた温泉らしい。

お風呂に入ったあとは、誰もいない、すっかり葉桜になった「薄墨桜」を見て、名刹 北野山専念寺に寄って帰りました。

北野山専念寺は真宗のお寺で、もともとは越前にあった1436年創建の古刹です。柴田勝家が羽柴秀吉に敗れたのを機に温見へ来て、その後大垣藩主戸田氏の位牌所になったそうです。

薄墨桜の看板には、「樹齢1500年、継体天皇のお手植えとの伝承がある」と書いてありました。継体天皇と言えば、越前から来たという説があり、根尾のあたりは、峠を越した越前地方といろいろ関係の深い地域なのかもしれません。

 

 


山行データ 1日目

山名・山域能郷白山
山行ルート能郷谷から往復
日付2022.05.22
所要時間登り 3時間 下り2時間半
山行人数1人
天候晴ときどき曇り
山行記録8:30 駐車場
9:20 登山口
11:30 頂上
12:00 頂上発
13:40 登山口
14:30 駐車場 
備考登山道は、(おそらく)地元の方が刈り込んでいただき、とても整備されている。

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