7月17日、前夜発で越百山から南駒ケ岳を周回してきました。

せっかくの3連休だったが、学生時代のクラブの同窓会兼法要があり、16日に朝帰り。その晩に名古屋を出て、伊奈川林道ゲート前で車中泊。

伊奈川林道は、木曽側からの、越百山、南駒、空木岳への貴重なアクセスルートだったが、5年前の台風で路肩が崩壊して、駐車場まで行けなくなり、路肩が駐車スペースになっている。

17日は、太平洋高気圧におおわれ、晴天が約束された日。名古屋でも38度くらいまで気温が上がると言われていた。

朝起きたら、林道は縦列駐車の嵐。

これから暑くて長い一日の始まりです。

まずは林道をテクテク歩いてから、越百山を目指す。

朝のうちはまだ涼しくてうれしい。

よく整備された登山道をひたすら歩いて、越百小屋に。

向こうに見えるのが南駒ケ岳。

ここで小屋番のおじさんと少し話す。

今日は暑いから夕立があるかも…とおじさん。どこに行くのか?と聞かれ、南駒ケ岳まで、というと、まだ先は長いよー、と言われ、年を聞かれた。素直に○○歳です、というと「限界だね~」と言われた。確かに…。

でも、これで闘志に火がついた。

というのはウソで、一人もくもくと歩く。車の割にはほとんど人に出くわさない。

越百山山頂。

ここに立つと、伊那谷が一望できる。南アルプスもよく見える。これからしばらく木曽側と伊那側の両方の山並みを見て歩ける。

仙涯嶺の脆そうな道をやり過ごして、南駒ケ岳の山頂を目指す。おじさんが言ったように雲が沸いてくる。ザ・夏山。

南駒ケ岳にあがる巻き道にあるお花畑。いつもきれいに咲いている。

南駒ケ岳に着いたら、単独の人が空木岳からやって来た。聞くとまた空木岳に戻るらしい。たいへんだ。

途中摺鉢窪の小屋が見えた。崩壊地が迫っている。大好きな場所だったが、少し前に地面の大規模なクラックが見つかり、今は立ち入り禁止になってしまった。

あとは北沢尾根をひたすら下って、駐車場に戻るだけ。高度を下げるにつれて気温も上がって行った。

20年以上前に、ケサ沢を詰めて、途中でビバークして、この尾根を下ったことがあった。当時は未整備で、踏みあとも怪しく這松こぎをした記憶があるが、今はだいぶ整備されている。

とはいえ、這松の刈り込みがあまりしていないところもあるので、不用意に肌を露出すると傷を負うかも…。

北沢尾根の下の方で、草刈り機で笹を刈っている方に会う。ありがとうございます。

年々歳々歩けなくなってくるが、自然の摂理で仕方ない。今回は下りで膝を痛くなりそうだったので、ストックを使えるところは使ってみた。

翌日疲労が少ないような、そうでもないような…。

ひたすら歩いて駐車場に戻る頃には、体がコーラを渇望していた。

 

 

 

 

 

 


山行データ 1日目

山名・山域越百山、南駒ケ岳
山行ルート越百山から周回
日付2023.07.17
所要時間10時間15分
山行人数1人
天候晴れ
山行記録4:30 駐車場
8:40 越百山
9:40 仙涯嶺
10:40 南駒ケ岳
13:30 登山口
14:45 駐車場
備考仙涯嶺の巻き道は脆いところある。北沢尾根上部は這松でけがしないように。