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日帰り山行(無雪期)

福島Bから木曽駒ヶ岳(周回)

・天気が良さそうだったので急遽木曽駒に登ることに。早朝にレンタカーを借りて木曽駒高原にやってきました。前回4月は上松Aからだったので、今回は福島Bからのトライです。

・しばらくは幸ノ川左岸沿いのやや紅葉がかったダケカンバが茂る平坦な幅広の道が続きます。ウオームアップにちょうどいい。

・30分くらい歩いて、幸ノ川を渡渉し、対岸から急な尾根に取り付きました。

・4合目くらいまではカラマツ林の急坂をジグザグにひたすら登ります。
・4合目から上はシラビソ林の尾根筋を辿ります。
・合目ごとに休憩に適したスペースがありましたが、本日は4・5・6合目をスルー。

・登るにつれて次第に道は緩やかになり、7合目の避難小屋に到着。
・避難小屋内は、薪ストーブのある土間と1階2階の板間の居室。窓が大きく明るく綺麗です。

・福島Bコースは、麦草岳を迂回するように続いてます。したがって、以降はほぼ水平歩でした。しかし少し険しいところも。
・ナナカマドやダケカンバなどの紅葉が美しい。また、林の切れ間から木曽駒の全容が見えました。

・8合目を過ぎてしばらく進むと、カールの下部に至ります。
・ここから玉ノ窪小屋がある主稜線迄標高差150mの急な登り。

・ガレ場・ハイマツの道を抜けて稜線に出ると、尾根の向こう側・三ノ沢岳がバーンと現れます。
・稜線上はよく晴れていますが風がやや強いため防寒着を羽織って休憩。

・景色を楽しみつつ休憩後、最後の一登りで木曽駒山頂着。
・大勢で賑わってます。100人以上は居そう。中国語も耳に入る。
・景色のいい場所は人で埋め尽くされているので、少し離れて休憩。

・御嶽、乗鞍、槍穂、立山、後立、妙高、浅間、八ヶ岳、南ア、富士山、宝剣・空木等中ア南部、恵那山、すべてよく見通せました。
・唯一、白山が御嶽の背後になり見えてない。
・後で調べましたが、木曽駒山頂は、富士山と白山を結ぶ直線のちょうど真ん中付近に位置し、周囲100km以内に中部山岳のほとんどの山々が含まれています。日本の屋根の展望台と言えそう。

・将棊頭山方面に進みます。将棊頭山・茶臼山へと続くカーブする稜線がとても美しい。
・遥か下方に福島の谷間、伊那盆地の両サイドを見降ろすスカイライン歩きを楽しみます。
・将棊頭山は割と近くに見えていますが、なかなか近づかない。目で見る以上に長い尾根。

・遭難碑を経て将棊頭山。ここも多少賑わいがあったが、将棊頭山から先、茶臼山へは再び静かな山歩きとなりました。

・将棊頭山から一旦下り、鞍部の分水嶺からハイマツの中を泳ぎつつ少し上って行者岩・茶臼岳へ。
・茶臼山山頂もよく開けており、展望はよいです。

茶臼山の山頂からの下山路全景。2000m下に福島の町を見下ろします。あそこまで下らなあかんのかとまた思いつつ下山しました。充実の一日。