台湾 龍洞の岩場でクライミング
2月19日に台湾の龍洞(Long Dong)の岩場に行ってきました。
定年になったら海外の岩場に…と思っていたらジャストタイムでコロナ禍に…😢。3年たってやっと実現しました。
私は、はじめての台湾&久しぶりの海外旅行でした。
龍洞の岩場はスケールがあり、アプローチも楽なので、海外からたくさんのクライマーが来ているようです。
Matt Robertsonという人が書いたガイドブックがあって、ネットで注文して入手することもできますが6,000円くらいと高いので、現地の宿泊先に送ってもらうことにしました。
岩場のことをインターネットで調べると、節理が発達しルートも長そうなので、60mロープ、カム2セット、ナッツ、クイックドロー10本…を用意。ザックぱんぱん。
私は、出発の10日くらい前から謎の腰痛、脚痛、腕痛で、夜もロキソニンがないと眠れないくらい痛く、出発直前に神経ブロック注射を打ってもらい、不安いっぱいで日本を立ちました。
2月18日に中部国際空港を立って、3時間くらいで台湾の桃園国際空港に着きます。台湾近い。ここからMRTという電車で台北駅に。
ここで台湾の交通系カードの「悠遊カード」にチャージ。このカードは、たいていのバスや電車、コンビニでも使えてとても便利です。
今回は、現地の岩場近くの the bivyというゲストハウスを予約しました。行き方がいまいちよくわからず、台北駅から瑞芳駅まで45分くらいかけて台鉄電車に乗り移動。
電車が結構混んでいて瑞芳でだいぶ降りていった。
どうしてかな?と思ったら、瑞芳から九份行きのバスがあるからのようでした。日本人がけっこういて、駅前広場ではなぜか辻シンガーが演歌を日本語で歌っていました。
ここからはタクシーでゲストハウスまで行きました。
↓夕方やっと着いた、the bivy Taiwanというゲストハウス。鼻頭区という小さな漁港にあります。
ケリーさんというシンガポール出身の女性クライマーが経営されていて、小さいけど、清潔で快適でした。2人部屋2泊で14,000円。
ケリーさんは、クライミングガイドもされていて、ヨセミテも行ったそうです。5月には瑞牆に行くから日本円払いでいいと言われました。
↓ゲストハウスの回りを探索。小さな漁港なので、周囲には、小さな食堂が数件とセブンイレブンが1件。小雨が降っており地面ベタベタ、明日登れるか不安になりました。
食堂では中国語のみ。メニュー見てもわからないので、勘で注文。海鮮ラーメン?と炒飯、台湾ビール、青菜を食べました。感覚的に値段は日本と同じかやや安いくらい。でもとてもおいしかった。
セブンイレブンではパンを買いましたが、種類も少なく割高に感じました。ビザやマスターカードが使えず。
2月19日。起きたら天気がよさそう。
鼻頭角というバス停で、バスを待って岩場の近くに移動するつもりですが、バス停に時刻表がないので、朝早くから待ちました。
30分くらい待つと、何となくこれかな?というバスが来たので乗車。台湾では、手を挙げないとバスが通過してしまうらしく、必死にアピール。
違う路線でしたが、和美小学校行きのバスの終点に着きました。ここから左手海岸沿いの踏みあとを行くとすぐに校門口(スクールゲートエリア)に着きます。
岩だらけ。
東シナ海。日差しが強く暑くて半袖になりました。
岩を触ると朝までの雨で、まだしっとりしていたので、来た道を戻り、小学校横の遊歩道を上がって、黄金谷(ゴールデンバレー)エリアに行くことにしました。
歩くこと30分くらい。岩場への降り口がすぐにわからずうろうろしてやっと岩場に着きました。
とにかく暑い。少ししっとりしているけど、なるべく日陰を選んでクライミング。
体調はいまいちなのとグレード感、岩質もわからないので、5.10b以下のやさしいグレードを登ります。
↓香港から来たというクライマー。5.11台のルートを登っていました。岩が金色に見えるので黄金谷なのか…。
↓ケリーさんがガイドしていました。
この日は結局、黄金谷エリアの龍船岩というところで、5本登って終わりました。
グレードは低いけど、日本にはないような岩質で、変化があってどれも楽しいルートでした。
岩はよくわかりませんが、砂岩と書いてあるホームページもありましたが、ところどころ水晶のような結晶があったりします。フリクションはとてもよく、多少の雨のあとでも乾きやすい感じです。
今回登ったスポートルート(運動路線)は、どれもケミカルアンカーで、終了点はリング2つが設置されていました。
節理が発達しているので、トラッドのルート(傳統路線)の方が多いようです。
ガイドブックを見ていると、ロープは主縄、1クイックドローは快掴、ナッツは固定岩楔、カムは活動式岩楔と書いてあって面白い😆
旅行の過程で、足がむくんだせいか、クライミングシューズがだんだんきつく感じて最後の方はつらかった。気持ち緩めのシューズでもよかったかも。
ガイドでは夏は33~37度になり、冬はドライだけど、1~3月は雨が多いと書いてありました。でも、日本人が書いたホームページを見ると11月、12月に行っている人が多いようですが、雨に降られている人がけっこう多い(笑)。
エリアは広大で、ルートは龍洞全体で5.3 から5.14まで600本。こういうところは長く滞在して天気を見ながら登るのが幸せそうですね…。
2月20日 朝おきると、小雨が降っている…。
この日は半日登って台北に移動する予定でしたが、岩登りはあきらめました。
朝まだケリーさんは寝ていたので、書き置きして出発。飼い犬の虫虫(Chong Chong)の見送りを受けました。
鼻頭角のバス停から基隆行きのバスにのり、基隆を少しフラフラして、また台北までバス。
あとは夜市行ったり故宮博物院に行ったり、観光して、帰国しました。
食べ物は、どこでもおいしくハズレなし。値段は円安のせいか、日本より少し安いくらい(コンビニは割高感あり)。バスや電車代が安く、移動のお金は安くすみます。
今度また行くことができたら、もっと長く滞在して、晴れたらクライミング、雨降ったら観光という夢のような生活がしてみたいですね❗
山行データ 1日目
山名・山域 | 台湾 龍洞の岩場 |
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山行ルート | 黄金谷エリア |
日付 | 2024.02.19 |
所要時間 | |
山行人数 | 2人 |
天候 | 19日のみ晴れ |
山行記録 | |
備考 |