24/07
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夏合宿は剣岳北方稜線を計画。そのトレーニングの一環で阿弥陀岳南陵を辿ることに。
前夜に付近の道の駅でテント張るも禁止ということで追い出され、登山口の舟山十字路でテン泊。
早朝にテントの傍まで近づいたシカの鳴き声で起こされ、やや寝不足気味で出発。

〇舟山十字路~立場岳
ゲートを通過して広河原沢沿いの林道を30分弱歩く。道標で林道から右に入り沢を渡って急な斜面に取り付く
70m程登って南稜上に乗る。すでに1,800mを超える亜高山帯。シラビソ林の中をひたすら登る。
途中1回休憩を入れてさらに登り、苔生したなだらかな台地状の立場岳に至る。


〇立場岳~P3取りつき
立場岳からしばらくはなだらかな尾根上を辿る。 青ナギという右に開けたザレ場を通過。
やや疎林となり、左に阿弥陀岳を見ながら150m程度登った無名ピーク(2,564m)で進路を北に変える。
眼前が阿弥陀岳。その手前にP4とP3の尖塔が立ちはだかる。森林限界を脱し、ハイマツの茂る岩稜上を辿ってP3直下に至る。
振り返ると富士山がくっきりと美しい。

〇P3ルンぜ
P3直登も選択肢にあったが、風が強く危険と判断。左に回り込んでルンゼを登ることに。
1ピッチ目はHCさんリード。45m先でピッチを切ったようだ(RCCボルト2箇所とのこと)。
TUさんがアセンダーで登った後、私も続く。思ったより緩やかな傾斜の草付きルンゼの中を辿るルート。
リードのHCさんの横を通過して2ピッチ目は私がそのまま上に登ることに。
稜線手前の安定したテラス状にある灌木でピッチを切る。後続を確保して終了。そのまま草付きを5m登って稜線に。

 

〇P4~阿弥陀岳山頂

P4も左に回り込んでガレた岩場を慎重に登り、あっけなく阿弥陀岳山頂に至る。
天気が良く遠くまで見通せる。赤岳が近い。南アもくっきり。西側には中央・北アを確認。


〇中央稜下山
少しの休憩の後、御小屋尾根方向に少し進み、西の肩の岩場を超え、分岐の少し下から中央稜に入る。
中央稜は急降下の尾根。2歩で1m程下る感覚。HCさんから冬期のルートを教わりつつ下る。
蚋(ぶよ)や虻(あぶ)にまとわりつかれながらも無事帰還。合宿も本日のように順調にゆけますように。

〇高山植物

山の上はすでに高山植物の季節 きれいな花たくさん咲いてました。岩稜歩きの傍らでこちらも楽しみました。


山行データ 1日目

山名・山域阿弥陀岳南稜
山行ルート阿弥陀岳南稜
日付2024.07.07
所要時間8時間
山行人数3
天候晴れ
山行記録
備考