北海道遠征 クワウンナイ遡行
8/14-16に北海道大雪山系に流れるクワウンナイ川を遡行してきました。
いやーでっかいどう。北海道!とただただ、規模の大きさに圧倒される北海道の大自然を楽しむことができました。
8/10に北海道に入り翌日の11日から遡行を開始する予定でしたが、まさかの台風が、、予報では北海道を直撃!進路はそれていきましが、入渓後はエスケープ難しい事を考慮し、釧路川のカヤックツーリングと日程を入れ替えて遡行することに。
初日は平凡なゴーロ帯をひたすら歩きます。位置確認ポイントである支流との分岐を見つけられなかった事もあり、間違った沢に入ってないか不安になる。ここがかの名渓で有名な沢かな?と。
渡渉を繰り返すので緊張感もあり、疲れた頃にカウン沢幕営地に到着!
幕営地ではパートナーがオショロコマを釣り上げ、贅沢な晩御飯をいただく。渓流釣り経験のほぼ無いパートナーなので、釣れないだろうと思い塩を忘れた。。ごめんなさい。さらにはせっかく釣った獲物の写真がとれていなかった。。
※釣り師デビュー
お腹いっぱいになり、就寝。いつからか雨が降り出し、、夜中降り続く雨にテント型とはいえツエルトでは水が入ってくる!睡魔が優っている間は浸水は無視。既に10時間寝て目が覚めて暇になった頃には時折シェラカップで排出作業をしてみる。。にしても呼吸が早いな、はて?。。。後に気がつきますが、テント内で酸素が薄くなっていた模様。雨で通気窓が十分開いていなかった&雨水で通気性が損なわれたのか。。気をつけねば。
2日目、夜明けとともに遡行開始。前日の平凡な渓相とうってかわって、他ではみられない壮大な滑床が広がる。ひゃーーー!なるほどーーー!。これかーーー!。そりゃはるばる遠くから人が集まるわけだーーー。
※魚留の滝。ここから滝ノ瀬十三丁と呼ばれる滑床が続く!
増水と滑床トラウマ(以前滑って転び滑り落ちた)から慎重に歩きつつ、ところによりロープも出してもらいながら遡行を続ける。緊張で体力が奪われるも、美しい滝群と源頭に近づくにつれてメルヘンの世界のお花畑に癒され、ゴロゴロした岩の詰まったロックガーデンを楽しみながら詰めることができた。
※写真だと壮大さが伝わりにくいのが残念。。
※迫力ある景色もつめ上がるにつれて癒しの渓相へ。
※ロックガーデン
入渓前に確認した台風接近(別の台風!日本の北部にこんなに台風来る事ある?多分、、パートナーの雨男というか嵐を呼ぶ能力発揮か?)情報もあるので、あわよくばと思っていたトムラウシ山頂は目指さず、避難小屋があるヒサゴ沼に向かう。避難小屋は思った程人がおらず、小屋内でゆっくり寝させてもらう。
※まだ雪渓も少し残っていた。
下山日、前半は壮大な景色の中、びっくりするくらい人がおらず、静かな登山を景色を楽しんだ。日本アルプスではこうもいかないだろうな、と。下山道中盤はぬかるみに苦労したものの何とか下山。羽衣の滝を眺めて下山し、天人峡温泉で遡行の余韻に浸りながらお湯につかる。遠くまできた価値のある、素晴らしい経験でした。
今後も沢山の絶景を見にいくために力をつけたい!