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泊まり山行(無雪期)

のんびり黒部五郎岳へ

8月12日の夜から15日まで、会の夏合宿で、黒部五郎岳に行ってきました。
12日の夜、予定より早めに名古屋を出ることができました。東海北陸自動車道を飛騨清見インターで降り、卯の花街道から飛騨古川の町を経て神岡町に入ります。
飛越トンネルの駐車場に着くと、すでに20台以上の車が・・・。北ノ俣避難小屋泊なので、狭い小屋がいっぱいになっていないか少し心配になります。
13日は、朝早く出発。
寺地山を越えると、北ノ俣岳が大きく目の前に見えます。
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昼前には、避難小屋に。樹林の中の、こじんまりした、赤い三角屋根の小屋です。
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これから下山するという2人連れの方がいました。水はホースから細々と出ているだけで、お二人は、下の沢まで汲みにいったそうです。
われわれは、楽をしようと、時間をかけて細々と出る水をポリタンクにためるという技を使いました。
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当初われわれ6人だけでしたが、後から4人ほど来て、小屋はあっという間に満員に。
夜は飛騨にちなんで、ケイチャン定食。
息苦しいので、寝るときは2人が外でテントを張って寝ました。
翌14日は黒部五郎岳ピストンの日です。
朝5時過ぎに出発。
西の空に浮かぶ満月に見送られ出発です。
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ゆっくりペースながら、着実に歩を進めます。黒部五郎岳の向こうに槍が岳が見えます。
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黒部五郎岳の肩に着きました。カール内を見ます。
ピークハントした日は、太陽ギラギラの一日申し分のない天気でした。
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カール内で人が群がっています。雷鳥の親子がいました。子どもはひよこみたいでかわいかったです。
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時間はほとんどなかったけど、とりあえずボルダリングもできました。カールの中はボルダー天国でした。
無数のボルダー、突き抜ける蒼空、草原、聞こえるのは雪渓から流れる冷たい沢音だけ。
とはいえ、下地に高山植物が生えていたりしてどこでもというわけにいきません。
マットがないので、慎重に登ります。いつかもっとゆっくりしないな・・・。
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ピークでの証拠写真。みんなよくがんばりました。
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復路の途中、餓鬼の田んぼ付近の木道。避難小屋まであと少しです。
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とにかく、「夏」でした。午後遅くなると、雄大雲が出現します。
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この日は、たまねぎ、にんじん、じゃがいもなどの生の野菜+生米でカレーライス。ああビールが飲みたい(昨日全部飲んでしまった・・)。
15日、朝早く出て、2頭の熊さんを目撃しつつ、下山。熊のうんこはたくさんありました。
このあたりの熊密度は高い。行かれる方は、秋は注意してね。
その後、割石温泉に立ち寄りましたが、月曜定休。流葉温泉「ニュートリノ」で素粒子に体を貫通されながらお湯につかって汗を流し、名古屋に帰りました。
みなさん、お疲れさまでした。