阿弥陀岳南陵からの伊木山
今回は、hacchiさん、hiroさん、kumiちゃん、izumiちゃんと5人で、南八ヶ岳の阿弥陀岳南陵にバリエーションの予定でしたが、当日午前5時、雨で断念。。。前泊だったので、名古屋に帰って、伊木山11時に集合して、クライミング練習をしてきました。こんな弾丸に快く承諾してくれるメンバーの心意気と体力に感謝!
今回は、前回に引き続き、リード&フォローのセカンドの一連の流れを中心に教えて貰いました。
1本目。シングルピッチのリード&フォロー。
(教えて貰ったこと)
- 万一、リードが落ちた場合、セカンドは壁側に勢いよく引っ張られるので、その分、リードの落ちる距離が増える。セルフを取る際は、壁の近くに自分が立てるようセルフを取る。ただしリードからの落石も考慮
- セルフビレイの支点より上から滑落した場合、落下係数が最大2になり、尋常でない力がハーネスおよび支点にかかり、腰の破壊や支点の崩壊のリスクあることを頭に入れておく
- クライミングシューズで登る場合、アプローチシューズからの履き替えに地味に時間を取られるので、リードが登り始める前にセカンドもクライミングシューズを履いておき、登り始めの合図ですぐ登れる準備をしておく
- マルチピッチで、リードが登攀を始めて最初のピンにかける前にリードが落ちた場合、セカンドも共連れで落ちてしまうので、なるべく早く最初のピンにヌンチャクを掛ける。最初のピンが遠そうなら0ピンを使う
- ピッチやロープ長によるが、セカンドはロープが残り半分になったあたりから、リードに対してロープの残り残量を小刻みに知らせる(50mロープなら残り半分(25m),15m,10m,5m,3m,2m,1mなど)
- 他のパーティのコールと混同して誤ってビレイを解除しないよう、コールの際は、相手の名前を入れて、「○○さん、ビレイ解除」とコールする。相手も本人の確証がないコールに対して、安易にビレイを解除しない
- リードがロープを引き上げてセカンドビレイの準備をしている間に、セカンドはグローブを外し、登る準備を進める。ただし、この時点でセカンドビレイは確保されてないので、セルフビレイは解除してはいけない
- ボルトのハンガーにカラビナを複数かけるとカラビナ同士が干渉して抜けなくなるので基本やらない。ハンガーの穴が広くどうしても2本かける場合は、互いのゲートを外向きにして、干渉によってゲートが開かないよう配置する。

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ダブルロープでセカンドを引き上げる場合、2つのロープを同じ量だけ引き上げていくと、2つのロープが絡まって、登り切った際、ロープを分けるのが難しくなるので、一方のロープは少し引き上げ、もう一方の量は多く引き上げる。次の引き上げの際は、逆のロープを少し引き上げ、もう一方の量を多く引き上げると絡まりにくくなる
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ルートによって、登り切ったあと、リードの元まで滑落リスクのあるトラバースが必要な場合があるが、そのような場合、確保器に入るクライマー側のロープと、引き上げたロープが確保器から出ていくロープの角度が開くことになる。確保器の原理として、両方のロープの角度は0度に近いほど強く確保出来、角度が開くと確保できなくなる構造のため、クライマーが滑落した場合、確保できずにロープが流れるため危険。そのような場合は、角度が小さくなるよう、クライマー側のロープに別の支点を構築して、角度が開かないように調整が必要
**hacchiさん語録**
技術や約束ごとは、核心になる原則があり、それを理解したうえで、状況により使い分けることが大事だと思っています。
いい言葉だな〜
おんぶ紐の応用。ショルダーコイルでロープを束ねたあと、ロープの束を2つ折りにした状態で、折りたたみ部分の下15cmくらいをロープの両端でグルグル巻きにして、出来た穴でカウヒッチ作ると背負える形が出来る。2パーティーで登ってきて、1回の懸垂で降りる時など、使わないロープを体に固定して持ち運ぶのに便利。
2本目はマルチピッチで練習。
ここの壁は1本目より難しく、高所で足の親指だけで支えて登るポイントがチラホラ。私はこれがとっても怖くて苦手だが、一ノ壁でkaoruちゃんに教わったことを思い出して頑張って突破する!
1本目、2本目とも懸垂で下に降りた。
(教えて貰ったこと)
- 2本のロープを接続して懸垂する場合は、オーバーハンドノットで結ぶ。ただし、2本のロープの径が違う場合は結び目がほどけるので、ダブルフィッシャーマンズノットで結ぶ。ダブルフィッシャーマンズノットは結び目が上側の支点に引っかかってロックするリスクがあるので、細心の注意を払う。オーバーハンドノットも結び目が回転して解ける場合があるので、末端側にもう1つオーバーハンドノットを作って解けるのを防止したり、末端を結び目から30cm以上取るなどする
- 懸垂の準備が完了した際、懸垂下降の支点、確保器とカラビナへのロープの接続状態や向きを必ず点検する
- 降下する際、基本は下を見て岩場の地形を確認しながら降り、時々上を見て、自分の位置が始点に対して横ブレしてないか確認しておりる
- 懸垂下降をする際は、支点に対して真下に降りる。支点から横に振れた状態で、足を滑らせると、横振れして岩に激突するので危ない
- 懸垂で下降する際、勢いよく降りず静かに降りる。支点のボルトの強度によってはボルトが崩壊するかもしれない
- 懸垂降下が終わった際、次に降りる人に対して「完了」のコールをする
- 最後の人が降りる前にロープの回収テストをする
5人いるとはいえ、1つのピッチで1本目は60分、2本目は40分くらいかかった。もっと所作を早めないといけないな〜💦
今回、hacchiさんが、手作りの調整機能付きPASを持参してくれたので、借りて試しに使ってみた。メインのコードの両端をエイトノットでカラビナと接続。長さ調整は別のコードでプルージックを作って実現。ようはペツルのコネクトアジャストの手作り版。昔はそんな便利なギアは売ってなかったので、みな自作してたらしい。自在タイプで、長さも片手で調整できるし、ダイナミックロープタイプなので、落下衝撃も吸収してくれるのはコネクトアジャスト同様だけど、プルージック部分の強度だけは弱点のようですが、昔の人の知恵には驚きます。
今度、自分でも作ってみようかな。
今日は有意義な1日でしたが、終わりがけhiroさんが「今日は山歩きたかったなー」と。ホントですね。今度はガッツリ山歩きに行きましょうね!
山行データ 1日目
| 山名・山域 | 伊木山 |
|---|---|
| 山行ルート | |
| 日付 | 2026.08.30 |
| 所要時間 | 5H |
| 山行人数 | 5名 |
| 天候 | 晴れ時々曇り |
| 山行記録 | |
| 備考 |







