針ノ木・スバリ・蓮華・七倉
7月30日(日)~8月1日(火)の2泊3日で、某団体の山岳部の夏山例会に途中参加して、針ノ木・スバリ・蓮華・七倉を登ってきました。夏山例会と言っても、全小屋泊まりの山行です。
予定山行日中、ずっと天気が良くないとの予報で、前日の7月29日(土)に信濃大町に泊まったときは小雨がシトシト…。
翌日30日(日)は、もう一人の途中参加メンバーと、朝一のバスに乗って扇沢の登山口へ。
登山口では遭対協のおしゃべり好きなファンキーなおばさんにつかまり、危うく出発時間を大幅ディレイさせられそうになった(笑)
朝から雨の予報でしたが、意外に朝のうちは晴れ。
針ノ木大雪渓は、10本爪アイゼン・ストック・ヘルメットの装備で歩きました。落石が怖いので一気に登りました(実際、我らが歩いていたところから15mくらいの雪渓左端でボルダ―みたいな大きな岩が突然落ちて、雪の上をスーッと滑って行ったのを見たときは、肝を冷やしました)。
登山口から3時間半で針ノ木小屋に着きました(コースタイムは5時間半)。
その後は曇りとなりましたが、針ノ木岳・スバリ岳を登りました。
スバリ岳で種池山荘方面から来る本隊と合流する予定でしたが、こちらが早めに着いたので頂上では会えず、待つにも寒いので、先に針ノ木小屋に引き返すことに。
針ノ木岳・スバリ岳・小屋の周辺は、色んな花が盛りを迎えていました。
針ノ木岳から小屋までの帰路で、ライチョウの親子にも遭遇。
針ノ木小屋に戻るとすぐに雨が降り始めたのでラッキーでした。
2時間ほどすると、本隊がやってきて合流しました。
全員で13名のパーティだったので、小屋では2階を貸し切りにしてくれて、夜は就寝時間まで楽しく過ごしました。
2日目は、蓮華岳・七倉岳を越えて、船窪小屋まで歩きます。
この日は朝から良い天気。
蓮華岳がお出迎えしてくれました。
ファンキーおばちゃんが教えてくれたとおり、蓮華岳の斜面にはコマクサが群生しており、まるで斜面がピンク色に染まったかのごとく、たくさん咲いていました。
蓮華からの下りは「大下り」といって、一気に500m下ります。
下りの途中で、白いコマクサを発見(アルビノだそうです)。
下りの後半は鎖場もあるので慎重に…
鞍部に着いてほっと一息したら、七倉までの登りも、再びワイヤー・鎖場の連続でした。
七倉あたりまで登ると、立山が見えたりして。
今年は残雪が多いですね。それで花の満開時期も遅れたようです。我らにとってはラッキーでした。
のんびりと休憩しながら、船窪小屋に着いたのは、14時前頃でした。
船窪小屋の従業員の皆さんはとてもフレンドリーで、お迎えの鐘を鳴らしていただき、ウェルカムドリンク(お茶)まで出していただきました。
天気も良く景色も最高なので、小屋前のテーブルでビールを飲みながらのんびりしました。
槍も機嫌がいいようです。
ところが、夕方になると、槍方面だけに雲がかかり、何度も雷光が見えました(こちらからは天体ショーで楽しめましたが、槍近くにいた方は、さぞおそろしかったでしょう…)。
夜は星空を楽しんでから就寝。
最終日の3日目は、再び天気が崩れる予報。
七倉ダムまで一気に1,400m下り、七倉温泉に入った後、雨が降ってきました。
七倉温泉から松本までジャンボタクシーで出て宴会で締めとしました。
今回の山行では一つも50座がなかったですが、スバリ岳以外は全て行ったことのない山でしたのでよかったです(スバリ岳は、若駒に入って間もない春に行って、間一髪の事件を起こした思い出の山です…)。
また、雪渓を登ることができ、花もたくさん見ることができて、変化に富んで楽しい山行でした。
でも、他の団体と一緒に登ると、山岳会というのは安全意識が高いなぁと再認識します。これが当たり前になるよう、啓発活動(?)していきたいです。
どこかでお会いできることをたのしみにしています。
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山行データ 1日目
山名・山域 | 針ノ木岳・スバリ岳 |
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山行ルート | 針ノ木大雪渓~針ノ木岳~スバリ岳~針ノ木小屋 |
日付 | 2017.07.30 |
所要時間 | 登山口~針ノ木小屋(3時間30分)、針ノ木小屋~針ノ木岳・スバリ岳往復(3時間)(休憩含む) |
山行人数 | 13名 |
天候 | 晴れのち曇りのち雨 |
山行記録 | |
備考 | 雪渓は6本以上のアイゼン必携、ヘルメットもあった方がよい。 |
山行データ 2日目
山名・山域 | 蓮華岳・七倉岳 |
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山行ルート | 針ノ木小屋~蓮華岳~七倉岳~船窪小屋 |
日付 | 2017.07.31 |
所要時間 | 7時間(休憩含む) |
山行人数 | 13名 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | |
備考 | 蓮華の大下り、七倉岳までの登りには、鎖場・ワイヤー場あり。 |
山行データ 3日目
山名・山域 | |
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山行ルート | 船窪小屋~七倉ダム |
日付 | 2017.08.01 |
所要時間 | 5時間(休憩含む) |
山行人数 | 13名 |
天候 | 曇りのち雨 |
山行記録 | |
備考 |