明神岳主稜から小梨平へ 1日目
8月17日の晩から19日まで、明神岳をめぐってきました。
この山行は、当会の50周年記念行事の50座登頂プロジェクトの一環で、明神岳を登ろうというものです。
8月17日は、名古屋を夜出て、沢渡まで。ここで仮眠しました。金曜日の夜ということもあってか、意外と駐車場はすいていました。
ちょうどこの日まで前線が通過した関係で天気がどうかと思われましたが、夜には雨もあがってよかった。
8月18日は朝いちばんのバスで上高地入りする予定でしたが、若干出遅れ、2番目のバスで上高地へ。
予想天気図では前線が下がって、北の高気圧に覆われる予想。だんだんと晴天になることを期待して上高地を出発です。
霧が漂う幻想的な上高地
今回は明神岳のⅤ峰から北にあがって、主峰を越えて前穂高、そこから岳沢、上高地で行われる50周年パーティーに合流する予定です。
まずは、岳沢に向かう途中で、7時に南西尾根にとりつきます。ここからは、ふみ跡も明瞭で、まず迷うことはありません。
途中、やせ尾根やちょっとした岩場はありますが、固定ロープもあって、気を付けて行けば問題なしです。
とにかく尾根を忠実にあがっていきます。トレースもしっかりしています。
やっと主稜線近くまであがってきました。ガスもあがってきて西穂の稜線が見えます。テンションあがります。
しばらく行くとⅤ峰手前の台地に着きました。ここからガスが・・・(´;ω;`)ウッ…
このあたりは開けていてもし晴れていれば気持ちのいいところでしょう。
やっとⅤ峰のピークに。南西尾根の取りつきから3時間半ほどかかりました。
なぜかウッドのピッケルがさしてあります。
そのあともガスの中を尾根沿いに時に巻いて進みます。
しっかりルートファインディングすれば特に問題なしです。
12時ごろ。気が付けばⅡ峰に。ここからは、2ピッチほど懸垂下降します。支点はハーケンですが、比較的しっかりしていました。でも支点の点検は怠りなく・・・。
長さは、1ピッチあたり、50mロープ折り返しで降りられました。
ガスっていて下がよく見えないのでちょっぴり緊張です。バックアップもしっかりとりました。
逆コースならここを登り返す必要があります。クラックは多いが、逆層気味。Ⅲ級+くらい?岩がもろそうです。
写真だとロープがもう1本見えますが、これは残置の固定ロープです。
13時20分 明神岳ピークに。当然道標もないので、ガスっていて周囲がみえず、ここがピークか確信が持てませんでしたが、ここより高いところはなし。一応証拠写真です。
今日はまだ早いですが、岳沢まで下るほどの余裕もなく、このあたりでのビバーク適地を探します。
途中薄日が差してきれいなブロッケンが見えました。童心に返って手を振ってしまう。
だんだんガスが取れてきました。
今日の宿です。ツェルトなので、風が強いと困る。下地は細かい岩ですが、平に整地して比較的快適でした。
夕方になると、ガスが下がって雲海が・・・。西穂の稜線に太陽が沈んでいきます。
ずっとみていたかったけど、冷えました。ツェルこの日は名古屋でも涼しかったそうで、ツェルト・夏シュラで、夜は1時間おき?に寒くて目が覚めた。
どこかでお会いできることをたのしみにしています。
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