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岩登り(アルパイン)

トホホの敗退

12月30日と31日、会の冬合宿で八ヶ岳に行ってきました。
目標は、人気の赤岳西壁主稜を尻目に、そのとなりのショルダーリッジです。
この年末は天気は比較的安定している予報。行者小屋のテント場までの道も木漏れ日を浴びて・・・。メンバーのH田さんが、小屋までのアプローチで、荷物が重いと牛歩戦術に出たので、しかたなくロープ、登攀具、アイゼンを2人分持たさせていただきました。
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大同心と小同心の岩峰が青空に映えます。どうも雪が少ないようす。
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赤岳を見上げます。ショルダーリッジ、主稜、南峰リッジがくっきり見えます。
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この日のトラブルは、いきなりテント場から始まりました。テントを張って、さあ下見に、といったときにいきなり右目の視力がなくなりました。何が起きたかというと、メガネ崩壊。縁なしメガネのレンズをとめているナイロンの糸が切れたのでした。
とってもいやな予感。
気を取り直して、いつももっている予備眼鏡を取り出そうとするも「ない」。この日に限って忘れた。がーん
ふたたび、気を取り直して、テーピングテープでレンズを留めます。これで右目の視界の4割がなくなりました
みたび気を取り直して、取りつきの下見に出発。文三郎道から、取りつきを見当をつけて、いったん主稜取りつきから、ショルダーリッジの取りつきをロープを出して探りますが、ここからのトラバースは困難そう。いったん戻って観察するも、かなりルンゼを下からいかないと無理そうに思われました。おそらく、文三郎の下の方から、ルンゼに下って、ショルダーリッジ取りつきまでルンゼ内を行くと思われましたが、雪は少なく、露岩も多く出ており、時間がかかりそう。われわれの戦力では、取りつきに至るまで、かなり時間がかかると判断して、明日は赤岳登頂に切り替えました。ということで、いわゆる「取りつき敗退」です
がっくりするメンバー。
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今期はほとんど冬山に入っていないので、八ヶ岳ならではの寒さがこたえます。
寒さをしのごうと、行者小屋に入り休憩。
おいしそうなおでんもありましたが、目の前で完売・・・。持ち込みの「食べるとうがらし」と「台湾ラーメンさきいか(意味不明)」をつまみにちびちびやります。
4人で、たったビール1缶、コーヒー1杯で粘るひとたち。
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寒いテントに戻って、この日は、Kシェフの「まるごとトマトの鶏塩鍋」と締めの雑炊で腹いっぱいになって寝ました。
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翌31日は、昨日登った文三郎道をひたすら登って赤岳へ。
途中、主稜1P目を登っているパーティーを見ます。人気ルートだけあって、何パーティーか取りついていました。風も弱く絶好のコンディションでした。いいなあ・・・。
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権現岳の向こうに、南アルプスが見えます。北岳、甲斐駒、仙丈岳。
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阿弥陀岳の向こうには、遠くに中央アルプス、御岳、北アルプスが・・・。
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そして主稜線上に出ると、東側にみんな知ってる富士山が雲海に浮かんでいました・・・。
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この日もとにかく1日晴天でした。大晦日から入ってくる人も多く、駐車場はこのにぎわい。
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帰りは、樅の湯へ。知り合いのI田さんたちにばったり会いました。
ちなみに、メガネは、下山してから、茅野市のメガネ屋さんで修理してもらいましたが、「ナイロンの糸は、そう簡単に切れるものではないですが、寒暖の差が激しいと劣化も激しいです」とのお言葉。
ショルダーリッジは、今から15年ほど前に行った思い出のルートでした。今回は、取りつきまで至らず敗退となってしまった残念な合宿でした。またいつかリベンジを。