今日の行程は五十石橋から塘路湖キャンプ場まで約20km弱を下ります。
五十石橋の左岸側からカヌー発着可能箇所へ車で降り、フォールディングカヤックに乗るのは久ぶりなので説明書を見ながら手順どおりに組み立てます。その間にツアーのカヌーが2艇出航していきます。車は今日のゴール地点である塘路湖キャンプ場にデポし自転車で五十石橋へ戻ってくる予定でしたが、出発が遅くなってしまったのと、雲行きが怪しいのもあり、五十石橋までタクシーで戻り回収するように予定を変更します。
組立てが完了し、我がShaun the Sheep2号(マイカヤック名)が釧路湿原へ出廷します。私は前席でひたすら漕ぐのみです。相方は後席で漕ぐ&操舵の担当です。「えっ?」いきなり川の中に沈んだ流木に艇底を引っ掛けてしまいます。しばらくすると後席の相方から「艇内に水が入ってくる~」と・・・どうやら沈んだ流木に引っ掛けた時に艇底に穴があいたようで、相方の担当は漕ぐ&操舵+水だしor穴を指で塞ぐという事に…
「お!エゾシカ。小鹿ちゃんだね~」「お!大きい鳥。タンチョウ?渡らないタンチョウもいるんだね~」「お!木の枝が動いている?川を泳いで横断中のテン?」にぶつからないように、また沈んだ流木に引っ掛けないように、相方の苦労もつゆ知らず前席の私は景色を楽しみながら、「右だ左だ」と後席の相方へ指示をだし、ひたすら漕ぐのみです。地図で現在地を確認し「右に曲がって左に曲がって真っすぐいった先に塘路湖へ入る出合いが出てくるよ~がんばって~!」と・・・「あれ出合いが出てこない?現在地を見間違えたかな~?まだ先か~?」とぶつぶつ言いながら、相変わらず、ひたすら漕ぐのみです。相方がGPSで現在地を確認してくれます。「もう行き過ぎているよ!」と、あら~今度は川登り。全力でひたすら漕ぐのみです。塘路湖の支流に入ると雨が降り出し、雨の釧路湿原もいいね~とひたすら漕いでいると前からツアーのカヌーが3艇すれ違います。「さっきも会ったね~」と声を交わします。「さっき登ってきていた人たちだね~」と声を交わします。「どこから来たの?」と声を交わします。あ~下から登ってきたのを見られてたか~!
いつもの緩~く、適当な感じで1日目の目的地である塘路湖キャンプ場へ到着しました。中編へつづく。