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若駒広場
登山装備について考える
あなたは装備を持ちすぎるタイプか、必要最小限を持てばよいと考えるタイプのどちらですか?今回は登山装備の考え方についてのお話です。
では、なぜ装備が必要なのでしょうか?
それは、安全を確保するために必要な装備という考え方が基本にあると思います。なので、登山の種類、登る山、山行の目的、山行のレベルに合わせて装備は考え、変えていくものという事になります。
つまり、その山域で最も厳しい気象条件や自然条件下をどこまで想定できるか、経験値を持っているかで装備の量と質が変わってきます。だからといって装備を持ちすぎるのは体力を無駄に消耗し本末転倒ですね。山行のレベルが上がるにつれて、より慎重な判断が必要だという事を心がけて、日ごろの山行から装備について考え、より良い装備のあり方についての行動が大切ではないでしょうか。
登山装備について計画書に記載されている装備をチェックするだけになっていませんか?いつも持っていくからとか、決まっているからという理由で持ちすぎる装備になっていませんか?理解不足から必要装備を削って、軽量化などと勘違いしていませんか?嗜好品を歩荷するあまり、パーティーに迷惑をかけていませんか?共同装備は人まかせ、自分だけ軽々山行になっていませんか?あなたのその装備は厳しい自然条件下でも対応できる機能を有していますか?
必携装備、嗜好品を含む個人装備、共同装備の全てはパーティー全体の問題だと考えるべきです。もし一人でも雪山で動けなくなったら、パーティー全体を巻き込んでしまう大事故になるかもしれませんよ!
N-guy