
別山 初めての石徹白道は笹薮だった
○概要
・白山登山ルートのうち、北縦走路、中宮道、南縦走路(石徹白道)の3ルートは歩いたことがない。
・いい機会なので、石徹白道を歩いてみようと思った。
○神鳩ノ宮避難小屋まで
・石徹白登山口から石徹白大杉まで石段。大杉は樹齢1,800年らしい。
・そこから先、全般に緩やかな尾根の登り道が続く。1450m附近のみやや急。
・道はササを刈り払っておりとても歩きやすい。
・尾根の上部では、道の両脇にアカモノの赤い実が広く分布している。
・やがてログ調の神鳩ノ宮避難小屋に至る。中は綺麗。トイレはない。携帯トイレ必要。5分下ったところに水場あり。
○銚子ヶ峰まで
・銚子ヶ峰はよく見えている。あそこまで登らなあかんのかー。
・登りに差し掛かったところで森林を脱して景色がよく見えるようになる。
・ササ薮を心配したが、山頂までは綺麗に刈り払われていた。
・母御石から傾斜が緩やかになり、緑の中の1本道をゆく。
・案内看板のコースタイムの約半分で銚子ヶ峰山頂到着
・360度開けた山頂。一ノ峰ー二ノ峰ー三ノ峰と続く尾根が見通せる。その背後が目指す別山。
・花:オトギリソウ、シモツケソウ、ヨツバヒヨドリ、オオバギボウシほか
○一ノ峰まで
・少し先で、先行登山者が引き返してきた。ササ薮が酷いらしい。
・露対策として合羽ズボンをはいて進むことに。
・教えて頂いた通り、腰や胸までの高さのササ薮が登山道を覆い隠す。
・登山道の部分だけササの丈が周囲より低いため、登山道は何となくわかる。
・ただ、下が見えないので、歩幅を小さくして一歩一歩足置き場を確認しながら進む。
・よって、一ノ峰までの短い区間に1時間もかかった。げんなりしながら一ノ峰で休憩
○三ノ峰避難小屋まで
・さらにササ薮は続き、二ノ峰ササの中に山頂あり。
・しかし三ノ峰に近づくにつれてササの区間が少なくなり、歩きやすくなってきた。
・高山植物が咲く道を登ると、三ノ峰避難小屋に至る。
・花:タカネニガナ、ニッコウキスゲ、トリアシショウマ、タカネアザミ、シモツケソウ、ヤマハハコ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンコザクラ、シナノキンバイ、モミジカラマツほか
○別山山頂まで
・三ノ峰の山頂は避難小屋から少し先。
・そこから別山までは見晴らしの良い快適な道が続く。
・一旦下ってほぼ水平な道をゆき、急な登りを経て池のある別山平に至る。
・別山平の中を辿った後、最後の緩やかな登りを経て別山山頂到着。
・案内看板のコースタイムの6割程度で別山到着
・残念ながら白山方面は雲に覆われて、白山は拝めず。
・山頂から見下ろす別山平が美しい。
・花:ミヤマアキノキリンソウ、オタカラコウ、ウメバチソウ、センジュウガンピ、カライトソウ、タカネアザミ、ミヤマオトギリソウ、タテヤマウツボグサ、イワショウブ、コバノコゴメグサ、ミヤマリンドウ、ミヤマダイモンジソウ
○下山
・三ノ峰から銚子ヶ岳の間のササ地獄を思い、憂鬱になりながら下山。
・三ノ峰ー一ノ峰間が意外に近く感じたので少し救われた感想。
・銚子ヶ峰からは快適な登山道。元気を取り戻してサクサク下山。
南縦走路は私好みの静かな山歩きが楽しめる登山道であった。
山行データ 1日目
山名・山域 | 別山 |
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山行ルート | 白山南縦走路 |
日付 | 2025.08.02 |
所要時間 | 10.5時間 |
山行人数 | 1 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | |
備考 |