島根半島 片句の岩場
初秋の山陰ツアーの3日目は、このツアーのメイン、島根半島の岩場にクライミングに行きました。
前の晩に、松江市内のホテルの近くでご飯を食べようとふらふらしていたら、偶然「菊信」さんに行きついたので、ヒルノックを購入しつつ、ご主人に岩場の様子をうかがうことができました。よかった。
岩場へのアプローチは、まずは松江市内から車で30~40分程度で、近くの駐車場に着きます。
そこから徒歩で岩場へ10~15分ほどと教えていただいたのですが、道筋は、「菊信」のご主人にいただいた手描きの地図が頼りです。
が…
全くわからんかった(;^_^A
行き過ぎたり戻ったり ウロウロ…
途方に暮れて駐車場に戻ると、クライマーさんが3人いらっしゃいました! 思わず脳内で「ありがたや~」と声がでます。
事情を話して同行をお願いしたら、快諾していただきました。
(あとから聞いたら、松江アルペンクラブ(労山)の方と、地元クライマーさんとの混成パーティでした。岩場に着いたあとに、松江アルペンクラブの方がもう1人いらっしゃいました。)
のそのそと、地元パーティの皆さんのあとから着いていきます。
最初に曲がるべき小路は、ここでした。「菊信」のご主人の手描地図では解読不能であった…。そして、100岩場の地図では絶対わからんぞー汗
小路を抜けるとすぐに磯に出るのですが、ちょ まて ここですか…? みたいな岩場を降りていきます。
写真ではよくわからんけど、まあまあ急で、落ちたらシャレにならん。
最後は、100岩場に「3級の岩場をフリーで登る」と書いてある壁に行き当たります。一見さんでは、ここを登るとは思わんぞー。
地元パーティの皆さんは下から周りこんで反対側から上がっておられましたが、周りこむ先が大海原のように見えて、波にさらわれたら韓国まで流れてしまいそうだ。こわい…
それよりは壁を登りたいが、ここも落ちたらシャレにならん…。
弱気になって引き返そうとしたら、先に上がられた地元パーティの方が、なんと、ロープを出してくれました! ううーありがたや~ありがたや~。
壁を登ると、岩場に着きました。
おおー。
日本海を眺めながらのクライミングができる、抜群のロケーションです。
(しかも、アプローチが悪いので、クライマーしかいないw)
凝灰岩ですねー。
シームレス地質図によると、約2200万年前~1500万年前に噴火した火山の岩石とのこと。
島根半島はジオパークにもなっていて、ちょっとウキウキします。「他の岩場は岩質が違う」とおっしゃっていましたが、確かにいろいろな岩が混在してますね。
いい感じのタフォニが碧い海に映えます。空気が澄んてる日には隠岐ノ島が見えるとのこと!
最近はすっかり日曜クライマーになってしまたので、簡単なルートしか登れません… とほほ。
でも岩場にいるだけで楽しいのだ。
この岩場は、まったり登るには最高です(ただし、アプローチを熟知していて、潮が高くなければw)
海辺だからボルトの腐食とか大丈夫かな?と思ましたが、おおむね新しめのボルト(ケミカル)なので、あまり気になりませんでした(もちろん自己責任でお願いします…)。
100岩場に「島根半島に来たらこれは登っとけ」と書いてある「ドン・ガバチョ」(5.11a)に、地元パーティの方がTRをかけておられたのですが、「登りますか」とお声をかけてくださったので、ありがたくロープをお借りして登らせていただきました。ありがたや~ありがたや~。
その他にもヌンチャクを快く貸していただいたルートがあったり、なんやかや、地元パーティの皆さんにはほんとに何から何までお世話になりっぱなしで、ありがとうございました。
おかげで、めちゃ楽しい一日になりました!
ちなみに、松江市で道路を渡ろうと脇に立っていると、ほぼ100%の確率で車が止まってくれます(名古屋ではなかなか経験できないw)。
島根県の皆さんは、フレンドリーな方ばかりと断定させていただきます。
皆さんもぜひ島根県を訪れてみてください~
「いいけん、島根県」だけん~
山行データ 1日目
山名・山域 | 島根半島 |
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山行ルート | 片句の岩場 |
日付 | 2021.10.02 |
所要時間 | |
山行人数 | 2人 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | |
備考 | 岩場へのアプローチがわかりにくく、知っている人がいないとたどりつけない可能性がある。また、足場も悪く、最後の壁も潮が高いと登るのに苦労すると思われる。 |