23/08
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ヒルは木から落ちてこない ぼくらのヤマビル研究記
著者:樋口大良 ∔ 子どもヤマビル研究会
発行所:株式会社山と渓谷社
先日、中日新聞に「ヤマビルの産卵時の撮影に成功」との記事が出ていました。
遂にやったか!と私は嬉しく思いました。
紹介した本著は、四日市市にある少年自然の家に拠点を持つ、子どもヤマビル研究会の記録です。
どうもヤマビルとは、まだまだ分からないことが多い謎の生物のようです。
その謎の生態に、地元の小中高生たちが、知恵とアイデアと、それこそ体を張って、解明しようと挑んでいます。
本の内容では産卵の瞬間を捉えるまでには至っていませんでした。
でも、彼らはとうとうやり遂げたのです。
子どもたちの奮闘ぶりには、読んでいる私は応援したくなっていました。
また、今まで山でヤマビルに食われると、割とショックで凹むことがあったのですが、この本を読んでからは、ヤマビルと遭遇しても
冷静でいられるようになり、落ち着いて対処できるようになったかなと思います。
まだまだ分からないことだらけの生物について、子どもたちが今後、どんな新発見をするのか楽しみです。
是非、読んでみてください。おすすめです。