兜山クライミング
10/7に会の雪上訓練に合わせて宝剣岳山荘で厳冬期のテント泊訓練を予定していましたが寒波の影響で大荒れ情報もあり中止。山梨県まで足を延ばして兜山へクライミングに行ってまいりました。
兜山は山梨県の百名山にもなっており、甲府盆地と富士山が見渡せるクライマーのみならずハイカーにも人気のある場所です。今回は初めての兜山という事でトラブルを防止するためにも事前にローカルルールをしっかりとチェックします!
駐車場はできるだけ登山口駐車場を利用する。当日は9台で満車でしたが、もう少し詰めれば10台くらい止めれそうです。その他の駐車スペースがわからず、5分くらい下った路肩エリアに地元のボルダーさんが止めているのを見つけて駐車させてもらいました。駐車スペースがあまり無いので、春日居スポーツ広場あたりで乗り合わせ推奨という事で、駐車場問題に発展しないように心がけたいと思います。また登山口付近の観音像前は転回スペースとして駐車しない。当たり前ですが林道ゲート前は駐車禁止。登山口駐車場トイレは笛吹市が管理をしていただいており、できるだけ駐車場のトイレで済ませてから入山する。もしくは携帯トイレを持参するなど、マナーある利用を心がけたいですね!また黒雲岩や東壁の基部がトイレとして利用される方がいるようで登山者の道にもなっておりやめましょう!
そして特に注意が必要な事は絶対に火気厳禁です。兜山では過去にクライマーの用を足した後のトイレットペーパーを燃やしたことによる延焼で山火事を発生させてしまい15年前にクライミングが自粛となり、知る人ぞ知るエリアとして情報公開できない時期がありました。クラミングルートとして大切な遺産を情報公開を通じて後世に繋いでいきたいという地元クライマーの想いから2024年8月に兜山クライミングガイドとしてトポが発表されました。オープンエリアでは無かった時期に50ルートほどが登られていたそうで、今回新たに2023年~2024年にかけて新ルート開拓を加えた107ルート、ボルダー81ルートの情報が公開されました。兜山クライミングエリアの公開にあたり、今秋からのシーズンに備えて車の通行や駐車に支障が出ないようクライマー有志で清掃・整備をされており、冬場の甲府盆地は非常に乾燥し南向きで暖かく瑞牆山や小川山が雪で閉ざされた時期でもクライミングが楽しめるエリアとして大切にしていかなければならないエリアだと思います。
カメラを忘れて写真が無いのが残念ですが、まず最初に向かったのが大手門1FのAエリアで、よくSNSでも見られる人気ルート「はじめの一歩」5.10aを触ってみたかったんですが、他のパーティーが取付いており、他のルートをさがします。Bエリアで面白そうなルートがあり、トポで確認してみると「ハローワーク」5.11aです。今の私には難しいグレードですが、なんとかしてでも触ってみたくなり、取付きますが3ピン目あたりでギブアップ💦素直に敗退。
戸田ドームエリアに優しめのルートがあるので、甲府城エリア、屏風岩と他のルートも探索しながらクライミング道を進みます。というか、クライミング道も落ち葉で埋まり滑る中をいつもの適当な感覚で歩きますが、ちゃんと迷わず辿りつけました。屏風岩で5.8と5.10aの2ルートを触り、次に戸田ドームエリアに移動し、「梅花」5.8、「アンダンテ」5.9、「ダ・カーポL」5.9、「ダ・カーポR」5.9、「枯れ木に花」5.10aで時間切れとなりました。
柱状節理の岩で新たな感覚でクライミングを楽しむ事ができました。これらの岩を掃除し新ルートを開拓していただいた地元クライマーの皆さま、地域の皆さまのお陰で楽しませていただいている事に感謝の気持ちを持って、迷惑を掛けないように、これからも通わせていただこうと思いました。N-guy