13/01
06
泊まり山行(無雪期)

年末の八ヶ岳東面

報告が遅れましたが、年末の合宿の報告です。
今期の冬合宿は、赤岳東面の天狗尾根の予定でした。
メンバーは私とTさん。
私も東面はたぶん何年かぶりなので、12月23,24日に下見に行ってきました。
23日は早朝名古屋を出て、出会の小屋にテント設営。われわれのほかに、テントは3張り。小屋の中にも1人用テントが3張りありました。小屋の中の人たちは同じパーティーのように思われましたが、寝るときは一人がいいのかな?やや違和感を覚えました。
初日に、合宿のために天狗尾根取りつきを確認しましたが、明らかに赤岳沢に入りすぎたトレースにつられてだいぶ奥まで入ってしまいました。
気を取り直して確認しましたが、やはりわかりにくい。入口に赤テープをつけておきました。
2日目は、ツルネ東稜をトレースしてきました。ずっと急坂で、展望も乏しく、疲れました。計画では、権現岳まで行く予定でしたが、お腹がいっぱいになり帰りました。
ツルネ東稜の降り口もガスにまかれるとわかりにくいので、赤テープを補強しておきました。
なお、稜線上に以前はなかった立派な道標があって驚きました。
そして、満を持して、合宿本番。12月29日の晩に名古屋を出て、美しの森駐車場で車で仮眠。
寒くない・・・。何か異様に暖かい。
予報では、30日は下界は雨。31日以降は冬型となるとのこと。
私の予想では、出合の小屋までは、ひょっとすると多少雨に降られるかもしれないけど、幕営予定地の2300mなら雪と見ていました。
実際は、降り出しは予想より早く、出合の小屋の少し手前くらいで、みぞれのような雨のような雪が・・・。
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高度を上げれば雪に変わる予定が、2300m付近に行くまでずっと雨・・・。
おかげで、濡れました。中まで・・・。
だけど中まで濡れたのは自分だけで、Tさんは濡れていないとのこと。Tさんはアウターはカッパで、中にソフトシェルというレイヤーで、私は、アウターは冬ヤッケでした。しかも年代もののヤッケで、後で見るとシームがボロボロになっていたことが判明。濡れるわけです。
幕営地には、昼に着き、ずっと雨が降っていたので、外にも出られず、ずっとテントの中に閉じこもっていました。そして服を乾かしました。2人用のゴアテントの中で、腰が曲がりました。
雨は夜になってもやまず、気圧も下がったまま。風も出てきて、気が滅入りました。
夜通しの雨にもかかわらず、Tさんのゴアのテントはよくがんばりました。
夜は定番の水ギョーザ入りのキムチ鍋で体を温めます。
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翌日は、風が強く、ガスで視界もないので、早々に退却を決定。一目散に下りました。
来し方を名残惜しそうに見ます。
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高度が下がってくるとだんだんと視界は良くなり、富士山が見えました。
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残念な結果でしたが、またリベンジしましょう。
そういえば、初日に、テントを設営していたら、上から山野井夫妻が下りてきました。
後日談:今回、季節外れの雨で、服の性能の違いをまざまざと見せつけられた私は、年明けに、冬用ヤッケをさっそく買いに走りました。