25/06
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○概要
・白山に行こう! と申し合わせて1ヶ月半。6/24にようやくアプローチ路が開通。
・Mさん念願の白山に行くことに。
・私自身、幾度も訪れている白山だが、6月の登山は今回初めて。雪と花の競演が大変楽しみ。
・計画の行程は、砂防新道ー室堂ー山頂ー御池めぐりー観光新道と盛りだくさん。
・Mさん翌日山行の予定があるため、この通りにはゆかないだろうと予想。

○砂防新道 甚之助小屋まで
・砂防新道は吊り橋を渡るところからスタート。・天気は、すっきりとはゆかないまでも、所々筋雲がある程度の晴天。
・本日の行程が長いことから、負担軽減のため、スローペースで長めに歩き、規則正しく一定間隔で休憩を取ることを申し合わせる。
・白山は、ブナの天然林が魅力の一つ。朝のひんやりした空気の中、上質な森林浴の歩きは心地よい。
・中飯場までは一方通行の上りの急坂以外は緩やかな幅広の道が続く。

・標高を上げるにつれ、雪道が出てくる。
・昨冬は雪が多かったようで、雪道は予想以上に長く続く。やがて右側に甚之助小屋が現れる。
・小屋前のスペースは、多くの登山者でごった返している。

・砂防新道の注目の花は、サンカヨウ。透明の花びらが美しい。
・他に、ササユリ、シラネニンジン、オオバミゾホウズキ、ニリンソウ、スミレ、ショウジョウバカマ、マイヅルソウ、ミヤマキンポウゲなど。
・おのおのが植物図鑑を携行し、要所要所で花の名前を確認!


○室堂まで
・甚之助小屋では、別山や雲海の広がる石川の平野方面を眺めたのち、休憩なしでさらに登る。
・急坂を九十九折れに登り、20分程で南竜分岐に着く。ここで2回目の休憩。
・別山、赤兎山・大長山の眺めがよい。


・ここから斜面を斜上するように進み、十二曲がりの急な登りを経て黒ボコ岩に到着。
・弥陀ヶ原に出ると、目の前に白山がバ――ンと現れる。水屋尻雪渓がまだある状態の景色は盛夏には見られない。
・弥陀ヶ原も広く雪原状態。冬期の雪の多さが伺える。
・雪原を横切って五葉坂に取り付き、15分ほどの岩場の上りで室堂着

 
・この区間の注目の花は、十二曲がりのリュウキンカの群落。斜面を流れる水辺に黄色の花々が広がっていた。
・他に、ベニバナイチゴ、コイワカガミ、キバナノコマノツメ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲ、マイヅルソウ、モミジカラマツなど。
・出発から室堂まで約3時間半。途中休憩は2回。きわめていいペースである。Mさんも元気いっぱい。
・室堂の前のベンチは休憩の登山者でほぼ埋まっている状態。1箇所見つけて休憩。

○白山・御池めぐり
・白山神社でお参りののち社の裏手から山頂を目指す。
・日差しを遮る木々はなく暑い中、階段を登るように一歩一歩体を上げてゆく。
・40分程で山頂。Mさんは念願の白山初登頂。360度の景色にご満悦。
・翌日は別の山行予定のMさん。あまり遅くはなれないので引き返す事も考えたが、時間にまだゆとりがあったので御池巡りすることに。


・山頂の北側から岩場の急斜面を下って油ヶ池に降り立つ。
・すぐそばの紺屋ヶ池はまだ雪の下。
・翠ヶ池は、池越しに見る北アルプスの遠望がよい。
・血ノ池は半分が雪に隠れており、千蛇ヶ池はまだ深い雪の下。
・水屋尻雪渓を横断して室堂に戻る。

 

・この区間の注目の花は、岩場の花。御池巡り時に見かけたイワウメ、イワヒゲ、ツガザクラ、チングルマなど小さな可憐な花々。
・他に、ミヤマキンバイ、クモマナズナ、アオノツガザクラ、キバナノコマノツメなど。

○観光新道 下山
・さて、下山はどうする? 砂防を下るか観光を下るか。早いのは砂防。Mさんは初めてということで観光新道押し。
・観光新道の一体の斜面は高径草原となっており、これまで見かけなかった高山植物が多くあった。
・こちらの高径草原の代表格はニッコウキスゲ、シナノキンバイ、ハクサンチドリ。
・他に、キヌガサソウ、エンレイソウ、ミヤマダイモンジソウ、ハクサンタイゲキ、ミヤマクワガタ、モミジカラマツ、イブキトラノオウ、ハクサンフウロ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、アカモノなど。


・観光新道の欠点は日射が容赦なく降りかかる。
・特に殿ヶ池ヒュッテより下の長い長い尾根は、気温が半端なく高く、風がほとんどなかったので超過酷な下りとなった。
・二人で「暑い」を連呼。この日一番使った単語だろう。あまりの暑さに途中の冷たい流水を頭から浴びる。
・室堂から日陰の無い道を3時間かけて別当出合着。日陰の多い砂防にすればよかったか。
・しかし、目途としていた15時よりも30分早く下山できた。

○下山後
・白峰温泉総湯で汗を流す。
・Mさん、湯船と水風呂を何度も繰り返してクールダウンしたとのこと。
・予想に反して計画通りに物事を運び、まだ明るいうちに名古屋に着けた。ものすごく楽しく順調な登山であった。

山行データ 1日目

山名・山域白山
山行ルート砂防新道ー山頂ー観光新道
日付2025.06.28
所要時間8時間
山行人数2
天候晴れ
山行記録別当出合駐車場 → 中飯場 →   甚之助小屋 → 室堂 → 御前ヶ峰
5:25 6:30 7:30 9:00/9:20 10:00/10:30


→ 御池めぐり分岐 → 室堂 → 殿が池 → 別当出合駐車場 名古屋市内
11:00 11:20/11:40 12:40 14:30
備考

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