白山 山でスキー
久々に白山で滑走したいと思い市瀬にやってきた。
白山スキーの私のアイテムは、ゲレンデ用スキーとアシストサイクル。
山スキーは高価で買えないため、昔から使用しているカザマの板を担いで登る。
なのでタイトルは「山スキー」ではなく「山でスキー」
アシストサイクルは、市瀬ゲートから別当出合までの労力を大幅に軽減するための強力な武器。
別当出合。雪なし。雨は降っていないものの、風が尋常でなく強い。
砂防新道入口の吊り橋が強風でゆらゆら揺れている。とても怖い思いをして渡る。
登山道で雪が繋がり始めたのは、別当覗きの少し手前。例年よりもかなり高い位置。
雪の締まりが悪くアイゼンがあまり効かない。よって登りに時間を要する。
甚之助小屋前はほとんど積雪なし。例年小屋の半分くらい雪で埋まっているが・・。別山も雪がかなり少ない。
急な雪壁を登り南竜分岐へ。
黒ボコ岩へのトラバースは風が強く体を持ってゆかれそう。最後の雪壁は一歩一歩慎重に。
黒ボコ岩付近は台風並みの風。弥陀ヶ原に出ると白山御前ヶ峰が現れる。視界はよい。
弥陀ヶ原の雪原を横切って五葉坂を登り室堂に至る。
室堂の玄関前のベンチでくつろいでいると、雨がポチポチと落ちてきた。本降りになる前に下るとするか。
スキー靴に履き替え、スキー装着。室堂の東側に移動し、弥陀ヶ原に向けて滑り下る。
向かい風が強くてどうかと思ったが、割とスピードが出る。
あっという間に弥陀ヶ原。広大なゲレンデを独占状態。
黒ボコ岩下の急斜面は雪面が波打っておりボコボコ。ほとんど横滑りで慎重に下る。
甚之助小屋に至る雪壁は雪面がフラットであり滑りやすかった。
甚之助小屋下部は緩斜面だが木々が多く滑りにくい。1800m付近で滑走終了。
再び靴を履き替えて下山。風は止んでおり、吊り橋は難なく通過。
別当出合からの帰りは自転車15分で市瀬の予定が、頼みの自転車の後輪の空気が抜けており、結局1時間20分ほどかけて歩いて下ることに。
雨に濡れて潤い豊かな新緑を見ながらゆっくり下るのもまたよし。
山行データ 1日目
山名・山域 | 白山 |
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山行ルート | 市瀬~別当出合~砂防新道~室堂 |
日付 | 2024.05.06 |
所要時間 | 10時間 |
山行人数 | 1 |
天候 | 曇り時々雨 |
山行記録 | 5:10市ノ瀬ー5:45別当出合5:50ー6:38中飯場6:42ー7:14別当覗7:25ー7:59甚之助避難小屋8:12ー8:38南竜分岐ー9:21黒ボコ岩ー9:28弥陀ヶ原・エコーライン分岐ー9:50白山室堂10:28ー10:40黒ボコ岩ー10:59南竜分岐ー11:05甚之助避難小屋11:15ー11:30別当覗ー12:45別当出合12:58ー14:17市ノ瀬 |
備考 |