春のような霊仙山
2月11日、鈴鹿の霊仙山に行ってきた。
当初は、南信の山に行くはずが、前日の夜に、南岸低気圧による大雪のせいで、中央道が中津川から先が通行止めになってしまい、やむなく鈴鹿の霊仙山に転進した。
ひさしぶりに電車で行こうと思い、朝6時10分の米原行きの鈍行に乗る。一宮あたりで、御嶽山が朝日に映えていた。
7時12分に柏原駅に到着。真正面に大きく見える伊吹山もこの時期にしては雪が少ない。
ここからは、国道と高速道を越えて、登山道に入っていくが、しばらく雪はなく、霊仙山も雪が少ないことが予想された。
下の写真は駅から登っている先行の人。この日は、私のほかには、柏原道は単独者2人だけだったようだ。
しばらくは谷筋の暗い道を歩くが、壊れたコンテナがある4合目を過ぎるとだんだん雪がでてきて、雰囲気も明るくなる。
雪は比較的固く、踏み抜きは少ないので、わかんの出番はなかった。
太陽もさんさんと照って、まるで3月の春山の気配である。人の踏み跡に交じって動物の往来もさかんなようだった。
遠くに避難小屋が見えた。まだ遠そうだ。
稜線からは、遠くに御嶽や白山が見えた。写真を撮ったが、霞んでいたので写らないかな?と思ったら案の定なにも写ってなかった。
伊吹山の右に見えるのは能郷白山だろうか?真っ白でよく目立つ。写真にはないが、伊吹山の左側にも真っ白な立派な山が見えた。金糞岳や横山岳だろうか。
経塚山を過ぎると、広大な雪の斜面となり、雪も閉まっているので、どこでも歩ける。おおらかで気持ちのいい景色である。
でも、このまま季節が進めば、雪解けで「田んぼ」になるのも早かろう。気持ちよく歩けるのも今だけかもしれない。
目を南に転じると、藤原岳や御池岳が見えた。
気のせいか琵琶湖もいつもより青く見えた。向こうに見えるのは比良の山だろう。
山頂の雪は風に飛ばされたのか、ご覧のとおり。北風が冷たいが、晴れて胸のすくような景色が楽しめた。
帰りは、電車の時間を気にしながら一目散に駅まで急いだ。
山行データ 1日目
山名・山域 | 霊仙山 |
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山行ルート | 柏原道往復 |
日付 | 2023.02.11 |
所要時間 | 登り4時間 下り3時間 |
山行人数 | 1人 |
天候 | 晴 |
山行記録 | |
備考 | 雪が少なくてびっくり。春のような景色だった。途中尾根や谷が錯綜してややわかりにくいところがある。 |