雪山はじめの八ヶ岳
11月22日の晩から24日まで、八ヶ岳の真教寺尾根からキレット小屋を経て周回してきました。
目的は、冬合宿にむけてのトレーニングです。今年は季節の進みが異様に遅く、雪はほとんどないものとして、準備しましたが・・・。
22日の晩に名古屋を出て、美しの森Pで仮眠。こんな中途半端な時期なので人はいないと踏んでいましたが、意外に車が停まっていてびっくりしました。ただ、日帰りで行って帰ってくる人が多いようで、われわれのような大きなザックの人は見かけませんでした。
DAY1
早朝、明るくなるころに出発。この時期、雪を融かして水を作るのは難しかろうということで、各自4L近い水分とアルコールをボッカして出発。
↓ 羽衣の池はこんな感じ。うっすらとした雪景色。

↓ サンメドウズスキー場の上部付近。まだ元気。

だんだん天気もよくなり、気持ちも明るくなります。

↓ 賽の河原付近。まだ元気。

↓ 牛首山を越えて、森林限界を過ぎた付近。まだ元気。

だんだん傾斜が増してきて、鎖が出てくるあたり。だんだんパワーダウン。

南側には天狗尾根の奇峰が現れます。樹氷もきれい。

↓ 長ーい鎖場が続いて体力を削っていきます。


やっと着いた! ビール1Lボッカお疲れさまでした!

ここからは、分岐でザックをデポして赤岳往復。山の東面は風もなく穏やかでしたが、西面は強くはないが、冷たい風が吹いていました。エビのシッポも発達しています。

赤岳で記念写真を撮ったあとは、慎重にキレット小屋に向けて下りました。

キレット小屋に向けての下降。薄い雪とガラガラな岩斜面のいやらしいところ。ここは冬でも雪があまりつかず、アイゼンだと歩きにくいところです。

やっと着きました。もちろん営業していないので、幕営です。結果的には、雪は集めれば水を作れましたが、今回はボッカトレーニングと割り切りましょう。

夜は、Tくんプロデュースの常夜鍋。ボッカしたビールがうまかった。締めはラーメンで、おなかいっぱい。
DAY2
翌日は、ツルネ東稜を降りて、出会小屋を経て、出発地の美しの森へもどる日です。
↓ 稜線上から見た日の出。美しい。

下るにつれ、赤岳も遠ざかっていきます。

東の空には雲海が。

しばらく見とれました。

ツルネからは、ひたすら急なくだりを降りて行くだけですが、今度来るときのために、トレースがなくても迷わないように、確認しながら下降しました。
ときに痩せ尾根もあり、慎重に下ります。
やっと着いた出合小屋。静かでよいところです。
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今回は、思ったよりは雪があって、冷え込みもそこそこあり、下見のつもりが、雪山のシーズン初体験になって、よいトレーニングになりました。
お疲れさまでした。
山行データ 1日目
| 山名・山域 | 八ヶ岳 |
|---|---|
| 山行ルート | 真教寺尾根~赤岳~ツルネ東稜~出合小屋 |
| 日付 | 2024.11.23-11.14 |
| 所要時間 | 1日目 8時間50分 2日目 6時間 |
| 山行人数 | 3人 |
| 天候 | 晴れ時々曇り |
| 山行記録 | DAY1 6:40 美しの森 9:30 牛首山 13:30 赤岳 15:30 キレット小屋 DAY2 6:10 キレット小屋 6:45 ツルネ 9:40 出合小屋 12:00 美しの森 |
| 備考 | チェーンスパイクか軽アイゼンで歩行。雪がもう少し深かったら、アイゼンが必要だったろう。 |