ガスの八ヶ岳 小同心クラック
6月29日に八ヶ岳のアルパインルート、小同心クラックへ3人で行ってきました。
当初は土日で立山の龍王岳へ行く計画でしたが、梅雨前線の影響で立山方面は雨模様…。
行き先を変更して土曜日は天気が好転しそうな八ヶ岳へ前泊の日帰りで行くことに。
5時に美濃戸へ到着。
前日夜まで雨が残っていたようで地面はびしゃびしゃ、どんより空模様からのスタート。
北沢を進み赤岳鉱泉を目指します。川も増水…迫力満点。
2時間弱で赤岳鉱泉へ到着。
ガッスガス…。何なら地面もびしゃびしゃ…。
小同心クラックへ行くか、サブプランの赤岳にするか作戦会議。
大同心基部まで行ってみて決めよう!と赤岳鉱泉を出発。
すぐの分岐を大同心沢方面へ。
ここから徐々に鬼の急登になっていきます。
あまりに急登過ぎて四つん這いになって登りたいくらいしんどかった!笑
急登に嫌気が差してる頃に大同心基部へ到着。
真っ白で大同心もうっすら…。
このまま小同心基部まで進む事に。右へ行くトラバースを間違いやすいので要注意。上の段から右へ。
狭い草付きをトラバース。にっこりしていますがここも要注意。
小同心クラック基部へ到着。ガス&前日の雨で岩はしっとりを通り越して濡れ気味だけどいけると判断。装備を整え準備します。
ここで準備をしていると「Kさん、リードするんでしょ?」と…。
「私はドジでノロマなカメです。教官お願いします!」とリーダーにリードをお願いしまして…登攀開始!!(教官、次回は必ずリードします!笑)
1ピッチ目は左上しチムニーの中を登ります。
ここでセカンドで登りはじめたKが落石を起こしかけそうになり、ヒヤリハット。先輩に助けられ、事なきを得ました。
1ピッチ目終了点。ペツルのボルトがあって安心。
2ピッチ目もチムニーの中を登るかんじ。一瞬青空が見えました。
ここの終了点もペツルのボルト。
3ピッチ目は出だしが少し怖いかんじも登りやすく、途中はお花畑。
お二人の優しい先輩が「最後はKさんリードで」と横岳山頂へ上がる岩稜登りをリードさせて頂きました。お二人の優しさに感謝です😭
無事に小同心クラック登攀し、横岳山頂!!
やったーー!!展望ゼロで何にも見えないけど、とっても嬉しい!!
ここからは硫黄岳を経由して赤岳鉱泉へ戻り、美濃戸へ。
途中にコマクサがちらほら咲いていました。いつ見てもかわいいお花で気持ちもほっこり。
下山をしているとあんなに濃かったガスも晴れてきて青空に…。山あるあるですね。
朝はどんより空で八ヶ岳の森もいまいちでしたが、帰りはお日さま効果で美しい森に。
当初とは予定が変わっての山行でしたが、八ヶ岳でのアルパインクライミングは普段と違う達成感があり充実の山行となりました。
もっといろんなところへ行けるように頑張ろう!と前向きなれた山行でした😊
山行データ 1日目
山名・山域 | 八ヶ岳 |
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山行ルート | 小同心クラック |
日付 | 2024.06.29 |
所要時間 | 約9時間 |
山行人数 | 3人 |
天候 | ガスのち晴れ |
山行記録 | 5:10 美濃戸 6:50 赤岳鉱泉 8:25 小同心基部 10:30 横岳 11:40 硫黄岳 12:40 赤岳鉱泉 14:20 美濃戸 |
備考 | 終了点、中間点の所々にペツルのボルトがある。アプローチの小同心へのトラバースは道を間違えやすいので要注意。 |