21/02
23

2月23日 Tさんと宝剣岳の南の稜線にあがるサギダル尾根に行ってきました。

サギダル尾根は、冬のバリエーション入門コースとして最近よく紹介されています。

今日は、稜線に上がったら、宝剣岳を抜けて千畳敷カールを下る予定です。

早朝に名古屋を出て、朝一番のバスで千畳敷に。菅の台バスセンターの駐車場では、思ったほど車はなかった。

気温も高めで、昨日からの暖かさが残っているような感じでした。

9時45分くらいにロープウェイ駅を出発。駅のわきにある社の横から、サギダル尾根に登ります。

 

稜線上は強風かも・・・。

 

ふと尾根を見え上げると、ソロの方が先行されていました。我々は2番手ですが、ソロの方はノーロープなので、順番待ちはありません。

一見寝た尾根に見えますが、だんだんと傾斜が出てきます。

どこでロープを出そうかと思っていたら、灌木におそらく忘れ物の残置スリングがあったので、ここでロープを出しました。

ルートは、両側が切れた岩場や短いナイフリッジもあり、変化に富んでいます。

 

インスタ映えしそうな写真が撮れそうですが、2人パーティーなので、登っている写真はとれず・・・。

ロープいっぱい伸ばして灌木でビレイ。次のピッチを上がるとサギダル尾根の頭でした。

 

主稜線に出てところ。予想通り冬型の気圧配置で風が強く顔が冷たい。ザイルを解いて、少し休んで、宝剣に向かいます。

この日は後続は2人パーティーと3人パーティーの2パーティーでした。サギダル尾根自体は1時間半ほどで登れましたが、順番待ちにつかまると、結構時間がかかり、帰りのロープウェイの時間が気になるかもしれません。

 

これから行く宝剣岳。

 

南側を振り返る。極楽平の先は空木岳か?いつかは冬に縦走してみたい。

 

宝剣岳の南稜の基部まで、ちょっとしたナイフリッジがあり、緊張します。

以前雪の状態が悪くて敗退したことがありましたが、今日は雪が締まってありがたい。

 

宝剣が大きくなってきました。

ここからは、新しそうな鎖が出ていて、比較的安心して登れますが、雪で埋まっていたらグレードアップするところです。

 

写真左側の立った支尾根が登ってきたサギダル尾根。

 

 

 

宝剣のピークを過ぎて北稜を下降しますが、30mほどは支点もなく、緊張のクライムダウン。落ちたら木曽側にまっさかさま。慎重に・・・。

 

宝剣山荘手前の風が弱いところで、大休止。あとは千畳敷を下るだけです。

カールの中から見たサギダル尾根。スカイラインの尾根です。

カールの中はしっかり雪があり、乗越浄土から、20分ほどで下りました。

1週間ほど前に雪崩も起きているようだし、ビーコンはちゃんと付けています。

 

12時55分のロープウェイに間に合いそうでしたが、天気もいいので、ホテル千畳敷でコーヒー飲んでまったりしました。

ホテルから見える南アルプス。農鳥岳と悪沢岳の間に富士山の頭が見えます。

 

思いのほか早く登ってこれました。

Tさん、お疲れさまでした。

 

Tさんのブラックダイヤモンドのアイゼン。アイゼンの前歯が左右非対称で、面白い形状。岩の細かいところに乗りやすいとか。

 


山行データ 1日目

山名・山域宝剣岳
山行ルートサギダル尾根
日付2021.02.23
所要時間尾根の登攀1時間半 全体で3時間半くらい
山行人数2人
天候晴れ
山行記録9時45分 ロープウェイ駅出発
11時10分ごろ 稜線上
11時55ごろ 宝剣岳
12時50分ごろ ロープウェイ駅
備考人気の尾根のようなので、順番待ちになったら、時間かかりそう。同じロープウェイに乗るので取りつき競争になる??

宝剣岳に関連する山行

climbing record
03
09
岩登り(アルパイン)

春風駘蕩 サギダル尾根

climbing record
02
04
日帰り山行(積雪期)

風雪の宝剣岳

climbing record
09
04
日帰り山行(無雪期)

はじめての檜尾尾根

climbing record
06
12
日帰り山行(無雪期)

三ノ沢岳、宝剣岳

climbing record
09
20
日帰り山行(無雪期)

初秋の木曽駒ケ岳/平日山行

climbing record
07
20