23/06
18

6月17日、18日の両日で、槍ヶ岳に行ってきた。

最近日帰りの山ばかり行っていたので、久しぶりに高い山で1泊したいな・・・と思っていた。そういえば、昔の「岳人」に、6月の梅雨の晴れ間の槍ヶ岳は人が少なくて・・・というような記事があったことをふと思い出し、会の仲間をさそってメジャールートに行ってきました。

前夜に名古屋を出発。12時ごろに新穂高の無料駐車場に着く。初日に槍ヶ岳山荘のテント場まで行って、次の日に同じルートで下山する予定。行程が長そうなので、寝不足覚悟で早めに出発することにした。

朝起きると、駐車場はそこそこ車が停まっている。この週末は、高気圧に覆われ、好天が約束されていたからだろうか。同行のHBさんによれば、夏のシーズンは車を停めれたらラッキーぐらいの盛況らしい。

多少は雪が残っているところもあるかな?ということで、軽いアイゼンとピッケル、久しぶりの幕営具をかついでひたすら歩く。

白出沢出会いまでは、長い林道歩き。西穂西尾根や涸沢岳西尾根の取りつきなどを見ながら歩く。

快晴で雲ひとつない。白出沢を越えると、山道に入るが、高低差のない単調な歩き。

花に癒されながら歩く。

これは、この前教えてもらったサンカヨウかな。

これはキヌガサソウかな。

そうこうしていると滝谷出会い。水量多く、最近かけていただいた橋を渡る。

轟々と落ちる滝の彼方に滝谷ドームが見えた。

ひたすら歩いて、飛騨沢の中に入ると、もう高い木はなくなり、高山らしい雰囲気が広がる。だんだんザックが重くなってきた。飛騨乗越の方はまだ部分的に雪が着いている。アイゼンはいたり脱いだりも面倒そうなので、千丈沢乗越から登ることにした。

乗越すと、北アルプス北部の山々が。

あとは、近くに見えてまだ遠い槍ヶ岳を目指すだけ。

やっと着いた小屋で、テント張りの手続きして、ガソリンより高い水を買ったら、槍の穂先に✕✕年ぶりに登った。

最後の梯子。

前穂北尾根をバックに。

機会あれば行ってみたい小槍。もちろん空いてる時に。

槍の穂先では大撮影大会が行われていた。ニッコリ笑って自撮りするヒト。

山荘横のテント場は、狭いところに器用に区画してある。ツエルトも張れないような狭小物件もあったが、割りといい場所に張れた。最盛期でないお陰か。

2人で来ていても、テントは別、というヒトがほとんどで、2人用テントでも一人で寝るようだ。これではテント場はすぐに埋まってしまって当然だろう。

夜は放射冷却で冷え込むかな?と思っていたら、思いのほか暖かく、テントも結露なし。朝は、テント場からご来光を臨む。

ご来光も久しぶりだった。

今回は、閑散期にメジャーな山に行こうというつもりだったが、思ったより人が多くて驚いた。

でも、さすが日本を代表するメジャーな山だ。登りながら、ひょー!と奇声を発しながら登るテンションマックス系のオニーサンや格好はトレランなのにとても遅いヒトなど、いろんな人がいた。

すれ違った人は単独の人がほとんどで、数えたわけではないが、半分は日帰りのような人たちだった。槍ヶ岳も、もう日帰りの山になりつつあるようだ。

無雪期に槍ヶ岳に来たのは、本当に久しぶりだった。疲れたけど、いい山歩きができた。

帰りは、ひらゆの森で温泉つかって、高山の食事処 万人橋でカツ丼セット。以前高山の銭湯の番台にヒトに勧められたお店。卵がとろっとしておいしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山行データ 1日目

山名・山域槍ヶ岳
山行ルート新穂高から千丈沢乗越を経て
日付2023.06.17~18
所要時間初日8時間15分 2日目5時間15分
山行人数2人
天候初日快晴 2日目晴れ
山行記録
備考飛騨沢にのみ残雪あり。

槍ヶ岳に関連する山行

climbing record
07
29
climbing record
07
16
泊まり山行(無雪期)

槍ヶ岳 槍沢ルート二泊三日

climbing record
climbing record
08
02
泊まり山行(無雪期)

爺ケ岳~鹿島槍ケ岳

climbing record
08
01
泊まり山行(無雪期)

西鎌尾根から槍ヶ岳

climbing record
08
21
50周年50座プロジェクト

2017夏合宿A班2日目(中岳(12・・・

climbing record
08
09
50周年50座プロジェクト

鹿島槍ヶ岳(36)・爺ヶ岳