こんにちは。

今回は以前からずーーっと憧れだった赤岳へ行ってきました!!

 

コースは、美濃戸口からの地蔵尾根~赤岳~文三郎尾根を回る王道コースで、美濃戸口から中間地点の行者小屋まで3.5h、行者小屋から赤岳を周回して4h、そして美濃戸口まで3hの合計10.5hのかなりハードな山行です。

午前0時に美濃戸口の駐車場に到着。駐車場が激戦ということで、満を持して0時にきましたが、すでに6割強が埋まってる状態💦 やっぱ赤岳は大人気です。ここで持参した寝酒を少々頂き、4:30まで仮眠を取ります。この時、少々の酒のつもりが、話が弾み、思ったより飲んでしまったみたいで、翌日、私が大苦戦を強いられるのはこの時知る由もなし。。。そして夜は更けます。

 

翌朝、目が覚めると100台くらい止まれる駐車場はほぼ満車の状態。ボチボチ準備して登山を開始します。トイレ渋滞などもあり、30分ほど遅れてのスタート。

 

歩き始めて早々、自分の体の異変に気付きます。あれ?体がめちゃ重い。思ったより酒残ってるじゃん。。。

1,2時間歩けばなんとかなりそうですが、さらに追い打ちを掛けるように、相棒のRichuが30分の遅れを取り戻そうと、後ろから「早く行け」と言わんばかりに、凄いペースで後ろから追従し、暗黙の圧を掛けてきます。

Richuさん!ヤダヤダ!!煽り運転ダメッーー!(×_×)

「今日の山行は、きっと、物凄いツライものになるんだろうな。。。」

そう心の中で呟き、涙を飲んで、覚悟してペースを上げます。

 

弱った体にハイペースな歩行を強いられた私は急激に体力を消耗していき、途中、あまりのキツさに2度の休憩をお願いします。休憩中もRichuは手を緩めることなく、先を急ごうとソワソワしています。もう少し休みたい私が2本目のタバコに手を伸ばすと、

「takapi(私)さん、もう1本吸うんですか~?」

と追い打ちの言葉を掛けてきます。

「いや、大丈夫!そろそろ行こっかー!泣泣泣」

あーあ、今日は死んだな。。。

 

  

スタート地点から約3時間半。やっとの思いで中間地点の行者小屋に到着します。Richuの頑張りの甲斐あって、30分の遅れも見事に挽回。笑

そして、名物のプラカートを手に記念撮影。プラカードの言葉が、まさにふたりの気持ちを代弁しています。笑

小屋からはド迫力の赤岳や、阿弥陀岳、横岳、大同心が勢ぞろいで、素晴らしい雄姿に訪れる登山者はみな上を見上げて見ていました。(写真撮るの忘れた!💦)

さて、ここからは核心部に突入していきます。ヘルメットを着用して、気を引き締め、山行を再開します。

 

最初の関門は、地蔵ノ頭をピークとする地蔵尾根の急登。名だたる尾根だけにさすがにキツイ。キツイけど今まさにここを登っている感動で、否が応にもテンションが上がります。Richuも写真では元気そうですが、さすがにヘバってきています。頑張れ~!

 

地蔵ノ頭に到着!!

 

ここからは、憧れの赤岳主稜線を歩きます。富士山と赤岳のコラボ!振り返ると横岳が。

 

「赤岳ちゃん、今から私はあなたを制覇するからね!そこで待ってなさい!!」と勇むRichu。

 

 

山頂まで這って、ヨイショヨイショと登り。。。

 

ついに、山頂に到着!!達成感ハンパない!!

 

360度のプレミアムビューからは、北・中央・南アルプスをはじめ、日本の山岳オールスターが勢ぞろい。写真は、富士山、北岳、仙丈ヶ岳、槍もちょぴっと。

そして八ヶ岳の美しき山々たち。蓼科、硫黄、横岳、阿弥陀。

 

山頂の素晴らしい景色を堪能し、後半戦に突入。下山を開始します。

Richuは登山初めて2年くらいかな?山頂から文三郎尾根までの下りは結構危ないと事前に聞いていたので、Richuが安全に降りられるか少し心配していましたが、ご覧の通り安定した姿勢でしっかりと着実に下っていきます。

うん、これなら全然心配ない!

ここ最近、ずっと頑張って練習してきた成果だね!

 

そして、映えショットを怠らない二人。絶景すぎてどのカットも映えますw

「takapiさん、私いい事思いついちゃった!この岩でポーズ取ったらよくない!?」とか言っては、また1枚、また1枚と素敵なカットを量産していくRichu。きっとRichuは、目に映る景色を瞬時に映えショットへ変換する作業を、下山中ずっとしてたんだと思います。笑

 

そして、行者小屋に無事帰還。13時ごろでしたが、もうすでに辺り一面はテントが張られており、道端にもあふれていました。

「さぁここで終わり。お風呂いこーっ!」ってなら本当にサイコーなんですが、残念ながらここから駐車場まで3時間の道のりが待っています。うぅぅ。。。気を取り直して頑張るぞぉー。実はこっからが試練でした。行けども行けどもゴールは遠く、八ヶ岳の道はどこもそうなのか、道が斜めで浮石がゴロゴロしてて、下りはずっと足先を踏ん張って降りなきゃいけません。踏ん張る足先は徐々に痛み出し、最後は本当に試練でした。泣

そして、なんとか駐車場に到着!!

そして、近くの温泉で汗を流して、帰路につきました。

 

本当に長~い道のりでしたが、長い間憧れていた赤岳を無事踏破することができました

Richu一緒に歩いてくれて、ありがとー!

 

山行データ 1日目

山名・山域赤岳
山行ルート美濃戸口~南沢~地蔵尾根~赤岳~文三郎尾根~南沢~美濃戸口
日付2025.06.21
所要時間10.5h
山行人数2人
天候晴れ
山行記録
備考

赤岳に関連する山行

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01
11
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杣添尾根から赤岳へ

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07
02
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快晴の赤岳

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02
18
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赤岳 真教寺尾根(途中敗退)

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01
08
泊まり山行(積雪期)

2023年 冬合宿@八ヶ岳

12
17
泊まり山行(積雪期)

合宿練習@赤岳(途中敗退)

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10
23
日帰り山行(無雪期)

赤岳、横岳(杣添尾根)

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12
29
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冬合宿前半 八ヶ岳西面

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09
01
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県界尾根の番人 DAY2

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08
31
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県界尾根の番人 DAY1

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06
25
泊まり山行(無雪期)

真教寺尾根から登る赤岳