鈴鹿、入道ヶ岳、同窓会山行
ちょっと報告が遅くなりましたが、4月18日に入道ヶ岳に行ってきました。
以前から、地元の中学校の同級生から、一緒に山に行こうと声を掛けられていた。
2年前に同窓会があり、その時に私が登山をしていると話したからだ。
山行当日の1週間前になって、音頭を取っていた同級生が参加できないと言ってきた。代わりにリーダーをやって欲しいとも言われた。仕方がない、引き受けた。久しぶりの山行でリーダー、それもメンバーは中学校の同級生8人。大所帯だ。
8:30 椿大神社(つばきおおかみやしろ) 第3駐車場に集合。久しぶりの顔合わせ。でも、私以外のメンバーは近所同士の連中なので、割とちょくちょく会っているようで、マラソンやハイキングや飲み会をしているそうだ。羨ましい。
準備を済ませて出発。椿大神社の参道を通って、安全登山を祈願して、登山道に向けて奥へ進む。
登山口でパトカー2台と人だかりが見えた。尋ねると、三重岳連による安全登山キャンペーンをしており、片付けを始めているところだった。登山ポストに入れるつもりだった計画書を直接手渡した。
さて、ここからしっかりと登山道である北尾根ルートに入る。割と急登が続く。時折平坦なルートとなるが登りは傾斜が強い感じだった。
途中、10人ほどの若者パーティー2組に抜かれる。先頭のメンバーが着ているTシャツの胸に「槍」の文字。「どこの学校?ワンゲル?山岳部?」と声をかけると「一宮高校です!」と返答された。おいおい地元かよ。俺らも一宮の者だよ。そうか胸の槍は学校の校章となっている、通称「槍高(ヤリコウ)」を表していたのか。
急登とフラットなルートを繰り返すと周りはアセビ(馬酔木)の群生地となった。視界に入る頂上との高低差も小さくなってきた。
ただ、時折吹く風が結構強い。先ほど抜かしていった女性が引き返してきた。「ここから上は風が強すぎて休めないので、この辺りで風を除けます」とのこと。
頂上目前だが、我々もこの辺りで風の除けられるところを探さなくてはならない。なにぶん8人の大所帯。それなりに広いところにしなくてはならない。登山道から少し外れたアセビの中に突っ込んでいくと、運よくアセビの垣根でドーナツ状になったところを見つけた。すかさず「ここにしよう!」とみんなを呼び寄せた。
早速ザックから会で以前使っていたアライテントのフライシートを引っ張り出し広げた。全員でフライシートのふちをぐるりと輪を作りながら握ってもらい、せーの!の声で内側に入るように説明した。割と素早く理解してくれたようで、全員が一発で中に入ることが出来た。入って腰を下ろした途端「あったかーい」の声が出た。「これはツエルトと言って、登山では必ず持っていく装備で、風や寒さを除けるには、あると無しでは大違い」とちょっと偉そうに吹いてみた。フライシートが大きいので、どうしても天井が下に垂れてくる。そのため、ストックを伸ばして突っ張らせたら、きれいにフライシートのツエルトを張ることが出来た。中で湯を沸かし、各々が持ってきたカップ麺を食べた。
食後、フライシートのツエルトから出ると、いきなりの強風。パッキングを済ませて出発すると、5分もかからずに頂上の鳥居に到着した。あまりにもすごい強風のため、身の危険を感じた。それにちょっとだけ雪が混ざっていた。ゆっくり集合写真を撮ることもなく下山の二本松ルートに入った。IMG_1103-2
二本松ルートに入ってからの下り道は、一気に快適に下っていった。メンバーが再びおしゃべりを始めるので、熊鈴を忘れたことを苦にしていたが、これだけ賑やかしくしていれば熊も近づくまい、と思いながら下った。
登山道が終わり、再び椿大神社に戻ってきた。雨が降ったり止んだりしていた。意気揚々として車を停めてある第3駐車場へ歩いて行った。
帰りがけ、家へのお土産用に名物の草餅を買った。しばらく筋肉痛とお友達になることだろうと思いつつ、帰路に就いた。
山行データ 1日目
山名・山域 | 入道ヶ岳 |
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山行ルート | 登り:北尾根コース 下り:二本松コース |
日付 | 2021.04.18 |
所要時間 | 6時間40分 |
山行人数 | 8名 |
天候 | 晴れ、時々曇り、雨。頂上付近では強風、一瞬雪 |
山行記録 | 8:30 第3駐車場 集合/出発 8:55 椿大神社 境内前 10:32 避難小屋 標高640m 11:50 北の頭 標高900m 12:10~13:10 頂上直下にて昼休憩 13:11 入道ヶ岳 頂上 14:40 二本松尾根、滝ヶ谷道分岐 15:07 第3駐車場 |
備考 | 頂上付近での強風には、ちょっとビビった。 |