
これで初級!?激流の阿木川沢登り♪
みなさん、こんにちは。takapiです。
前日、家内との木曾駒ケ岳登頂に引き続き、合宿メンバーと阿木川に沢登りに行ってきました。阿木川は恵那山の麓を源流に木曽川に流れ込む川で、源流付近で沢登りできるポイントがあるってことで遡上してきました。
入渓箇所の風神神社に到着。サクサク準備します(て、私だけモタモタしてますが😅)。駐車場は広々してて駐車場問題のストレスフリー!トイレも完備でイケてます👍
さっそく遡上開始。連日の日照りで水が少ないかと思いきや、水量たっぷりでかなり流れが速く、一歩一歩がめちゃくちゃ重い!!流れに逆らって横切ろうものならあっという間に体ごと持っていかれます。
ちょっとした岩場も激流で難所化してるので、登るのに根性がいります笑 そして何より、どこもかしこも深ーい!!腰ジャブ基本!泳ぐ泳ぐw
堰堤に到着。人工物だけど、水煙りが当り一面を覆ってなんとも言えない光景を醸し出します。思わずこの幻想的な光景に見惚れていました。
下の写真、一見なんともなさげなポイントですが、kumiちゃんの足の下は、超激流&底深です。最初は激流の中を力づくで進み、激流が深くなってきて前に進めなくなるので、両足で岩をよじ登って激流から離脱してクリアです。こんな感じで激流と戦う箇所が何度もありましたが、水流の力って見た目よりも何倍も強く、この位の水流が進める限界っすねw
そして今日初めてのロープ出しての登攀ポイント。horiさんがリードで登り、後続はフリクションで登ります。アプローチが水の中からなので、手掛かりや足場がちゅるっちゅるで登りにくい!そして、バランスが悪いところでフリクションのビレー作るのが難しいw 今回、horiさんがプルージックの代わりにアッセンダーを貸してくれたので使ってみましたが、めちゃくちゃ便利なギアでした。普通のプルージックだと60cmスリングだと行動が制約されるし、120cmだと長すぎてビレーの意味があんまりない(落ちたら痛すぎ!!)ですが、アッセンダーだと60cmのスリングでちょうどいい感じの距離取れるんですよねー。それとフリクションがめっちゃ効く一方、上に引き上げるときほとんど力がいらないです。この特徴のもたらす恩恵は大きいですね! 家に帰ってさっそくamazon見てみたら、お値段6500円でした。お値段以上~♪ だったら幸せでしたが、お値段相応でした。残念。。。でも買おっかなーどうしよっかなーw
アンカーやプロテクションの構築にカムを使っていました。私は実際にカムを使った現場を見るのが初めてで興味深々。岩場や沢でスリング使えそうな都合のいい木や岩ってあまりないなーと思っていましたが、これは便利ですね!構造上、向きとか適正間違えたらすっぽ抜け確実ですが、理屈をしっかり理解して使えばとっても有用なギアだなと思いました!
さて、今回の核心ポイント。本当に大変でしたw 2段で構成された滝ですが、まず1段目の滝は周囲数mが渦になっていて、圏内に入ると滝つぼに吸い込まれます!😱 吸い込まれつつ岩に取りついてよじ登るんですが、岩が取っ掛りがない!あたふたしてると体が滝つぼに飲み込まれていきます。なんとか手掛かり探して渦から脱出します。
そして2段目の滝はこんな感じ。小さく見えますが3mくらいあります。さすがに無理w て事で横の崖からの巻きを考えます。
horiさんは際どい崖をよじ登るルートを切り開きますが、後続のメンバーは登れないって事で、ビレイヤーのkotaくんだけ登り、残ったebisuさん、kumiちゃん、私の3人は最初の滝つぼに戻り、反対側の斜面から巻く事にします。
巻きと言っても明瞭な道がある訳ではないので進めそうなところを登って行く訳ですが、登っても一向に前に進めそうな箇所がない。私達は諦めて70-80m上にある林道まで登って巻くことにします。すっかりhoriさん、kotaくんチームと離れてしまった私たちは、林道を進み降りられるところを探しますが、結局、沢に降りられたのは500mくらい先でした。ebisuさんは荷物をデポして沢を下って、元の滝つぼにhoriさん達を探しに行きます。
待つこと20-30分。いっこうにebisuさんが戻りません。何かあった!?と焦ってきた頃、3人がようやく戻ってきました。あー、よかったー!!
話を聞くと、リーダーのhoriさんは後続が登れないことを知ると、戻るからその場に待機するよう伝えたかったそうですが、距離があって思うように伝えることができなかったそうです。そうこうしているうちに我々3人は行ってしまい、懸垂で降りてきて追いかけますが見失い、元の場所に戻ろうとしたところで、ebisuさんの笛に気づき呼応して合流できたとのこと。みんなで反省会をして、以下が足りてなかったなーとなりました。
・登攀と巻きで二手に分かれる場合でも、互いが見える範囲で行動をする。
・はぐれてしまった場合は、元の場所に引き返す。
・別行動を取る場合は、パーティ全員で行動を共有する。
さて、気を取り直して遡上を再開。こーんな素敵な空間に出来てきました。やることと言ったら決まってます!!
滝行でしょー!!!!
脚つかねーw
そして帰りの林道に合流して脱渓。いやー楽しかったww
今回は水量が思い他多く、水量ひとつでこんなに遡上が大変になるんだなと、身をもって体験できてよかったなーと思いました。やっぱ沢登りは楽しいですね!灼熱の夏なんて言ってますが、個人的にはあと数ヶ月夏でもいっかなーって思っちゃいますw 沢登って、アルプス登って、毎週末リア充満喫してまーすw
山行データ 1日目
山名・山域 | 阿木川 |
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山行ルート | |
日付 | 2025.07.27 |
所要時間 | 6H |
山行人数 | 5 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | 風神神社8:40 →8:45入渓 → 14:55脱渓 → 15:56風神神社 |
備考 |