
春合宿にむけて 阿弥陀岳でトレーニング
4月12日、前夜発日帰りで、御小屋尾根から阿弥陀岳に行ってきました。
GWの春合宿に向けての訓練山行でしたが、この週末は、低気圧の通過で日曜日は広く荒天となる予報。やむなく土曜日一日で登れる雪山ということで、比較的天気がよさそうな八ヶ岳にした。
前夜のうちに現地近くの某所でテント泊仮眠。早朝に舟山十字路に移動。最近はずいぶん日の出が早くなり、5時すぐには明るくなる。
12日は晴天が約束されていたのに、舟山十字路の駐車スペースには4、5台の車が停まっていたくらいで、思ったよりは少なかった。
冬の装いで、雪のないアプローチを歩く。手袋がいらないくらいの暖かさだった。
1時間強歩くと、御小屋山に。ここまではひたすらなだらかなアプローチ。ところどころ雪の残骸はあったが、運動靴でもここまでは来れる。
さらに進んでいき、樹林の急登にさしかかる。この手前くらいから雪が出てくるのでアイゼンを装着し、黙々と歩いた。
陽が当たり、さらに暖かくなってきた。
樹林帯を抜けると、青空のもと、一気に視界がひろがり、近くに南アルプス、遠くに北アルプスや中央アルプス、御嶽山など中部山岳のすばらしい展望が全部見えだした。
太陽ギラギラで焼けそう。
頂上までは、一部急な斜面や鎖場、はしごが一部あるが、慎重にやり過ごせば、あとは頂上まであと少し。
頂上に着くと、360度の視界が。間近に赤岳、富士山、遠くは浅間山や白山。北アルプスも白馬三山あたりまでしっかりと見える。天気の関係で見送った北陸方面も天気はよさそうだった。
あまりの天気のよさと展望のよさにかなりのんびりしてしまった。無風快晴。このままずっといたかったが、そういうわけにもいかない。
阿弥陀岳南稜方面からソロの人が登ってくるのが遠くに見えた。冬に何度かトライするもラッセル地獄で何度も跳ね返された中央稜も今日なら登れたかもしれない。
天気がいいわりにはあまり人がおらず、静かな山頂だった。
山頂にあったもの。積雪1.4mくらい?
横岳方面。昨年に比べてこの時期まだ雪がしっかり残っている。
帰りに、せっかくなので、雪の急斜面で、雪上のアンカーのとり方やロープによる確保の練習を行う。
うろ覚えはよくない。しっかり体で覚えよう!
帰りは、隠れたアイスバーンで少しこけながら、一気に下って、もみの湯で反省会をして帰りました。
山行データ 1日目
山名・山域 | 阿弥陀岳 |
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山行ルート | 御小屋尾根往復 |
日付 | 2025.4.12 |
所要時間 | 登り 4時間25分 下り 2時間45分 |
山行人数 | 4人 |
天候 | 晴れ |
山行記録 | 5:12 舟山十字路 6:30 御小屋山 9:40/10:07 阿弥陀岳 (途中で雪上訓練) 12:50 御小屋山 13:55 舟山十字路 |
備考 | 御小屋山まではアイゼン不要だった。それ以降はアイゼン装着。先行者のトレースあり、雪はそこそこ締まり歩きやすかった。下山途中無雪期の靴とチャンスパ軽装の若者とすれ違う。どこまで行くのか聞けばよかった。 |