白山・美濃禅定道
以前から一度歩いてみたかった石徹白登山口から白山。コースが長く、猛暑の8月は熱中症の危険があるので、涼しくなった9月の後半、天気予報は良くなかったですが行ってきました。
白山の開山は717年、禅定道が開かれたのは872年。およそ1150年も前から歩かれた道です。かつては白鳥町の長滝白山神社から白山への道のりだったのですが、現在は石徹白が登山口。(写真は帰りに撮りました)
石段を登ると”いとしろ大杉”がそびえ立っています。禅定道が開かれた時から登山者を見守り続けた大木です。安全祈願をして進みます(この写真も帰りに撮りました)
この日の天気は高層と低層が曇りで展望は開けています。遠くに御嶽や北アルプスも見えました。
手前の縦走路から一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、右側に別山。
別山平から別山。
御手洗池から別山、逆さ別山。
別山山頂、登山口からここで初めて人に会いました。 上小池から登られたそうです。
とても静かなテント場。
時間があればこの日のうちに山頂へ行きたいと思っていましたが、テントを張り終えたのは13時30分、ここから山頂往復はコースタイムで4時間なのでとても無理でした。
15時頃から小雨と強めの雨を繰り返す空模様に、夜半まで降っていたようです。
翌朝、歩き始めは星が見えていたのに、室堂につく頃には雲の中に入ったような、霧雨になってしまいました。
御前峰に登頂。天気予報で覚悟はしていましたが、白い世界です。
山頂から室堂に降りてきた時に、雲が切れた数分の間に朝日が見れました! ご褒美はこの時だけで、あとは雲の中、、、霧雨と雨のくり返しでした。
テント場に戻り、撤収して、暖かい2度目の朝食をとり、復路を出発します。
こんな天気の日に助かるのは避難小屋。これは三ノ峰避難小屋です。中に入ってゆっくり休憩が出来るありがたさ、活力が戻ります。
そして下山一時間前頃から天気は晴れに(最初の写真の状態)、駐車場に着いて着替えるときに降られなかったのは助かりました。
最後は足がガクガクになって、”横向きに下りることになるのでは”と心配していましたが、普通に下山することが出来ました。今回の長い山行を無事終え、ホッとしながら家路につきました。
山行データ 1日目
山名・山域 | 白山 |
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山行ルート | 石徹白道 |
日付 | 2020.09.26~27 |
所要時間 | 1日目8時間30分 2日目11時間40分 |
山行人数 | 一人 |
天候 | 1日目曇り 2日目曇り時々雨、下山1時間前晴れ |
山行記録 | 1日目 駐車場 4:40 神鳩ノ宮避難小屋 6:10 一ノ峰 7:50 三ノ峰 9:20 別山 10:50 南竜山荘テント場 13:10 2日目 テント場 3:30 室堂 4:50 御前峰 5:30 室堂 6:05 テント場 7:10~8:10 別山 10:20 三ノ峰避難小屋 11:30 一ノ峰 0:40 神鳩ノ宮避難小屋 13:55 駐車場 15:10 |
備考 | 室堂ビジターセンターのトイレは水洗でウォシュレット付き! |